こんにちは。
今、銀行に、金余り状態の日本です。
これは、銀行から見て、成長案件がない、と判断していることの反映です。
銀行は、事業案件の審査ができず、また、担保物件の審査も、実は、
他人任せでした。この姿勢は、変わりません。
土地を基礎にした担保主義融資では、銀行は今、何も動けません。
土地価格低下で、担保価値が、極端に減衰。
さらに、製造業が、海外に進出。
しかも、優秀な企業は、自分で市場から、自己調達。
この資金の自己調達には、代金の入金と支払いのユーザンスもあります。
たとえば、コンビニ各社 が公共事業の代金回収業務をするのは、
客の呼び込みもありますが、 これによって、一時的(大体、3ヶ月間)に、
公共料金を自社内に預かり、これが、実質的な無利子融資になっていること。
コンビニが、銀行に頼らず、どんどん海外展開できるのは、当然です。
銀行は、今、金を貸したくてしょうがないのですが、
貸付先が、見つからない。 そこで、すこしでも、稼ごうとして、
本来、事業に回すべき資金を、消費者金融に回しているのです。
しかし、当然のことながら、銀行にしてみれば、着実に集客できる、
高級物件があれば、これは、大歓迎です。
たとえば、軽井沢の星野リゾート が、京都の嵐山に進出するなら、
喜んで貸しますが、 こうした案件は、極めて少ない。
一つの融資のパターン化には、なりません。
高齢化社会で、 銀行融資の面で、 これなら問題ないと考えられる
「パターン」はあるか?
その一つが、放射線のガン治療 を進める、医療機関への融資だそうです。
大病院の設備拡充のなかでも、ガン治療の新型整備の導入には、
銀行が今、 競って、融資を申し出てくるとのこと。
そのとき、中には、1%を切る利率で、融資を申し出るところもある、
といいます。 これは、驚きです。(定期預金の金利よりも安い)
導入する設備の担保価値、そして、ガン人口の増大で、需要が拡大する
のを見越しているからでしょう。
しかし、これを喜んでいいのかどうか?
私は、とても、喜べません。これは、亡国の事態です。
まず、病院が、ガン対策といって、またまた大きな借り入れをすることが、
医療費に、跳ね返ってきます。
本来、医療費を如何に下げるか、ここに、国家の今後の方向性を出さないと
いけないのですが、これは、逆の方向です。
ガンそのものの発生要因を考えると、
人間のストレス、欝、低体温 は、 未来への閉塞感が生み出しますが、
物理的環境要因として、とにかく、人体の「帯電状態」 が、広がっています。
携帯電話にパソコン、オール家電住宅、自動車の電子計器、電車の磁気カード。
これが、神経系や細胞間の情報処理 に、複雑な干渉をします。
これで、ガンが、発生しないはずはない、というくらい、 激しい帯電状態を
今、人類社会は、作り出しています。
そして、さらに、その治療に、またまた高額な、放射線治療(切除)を広げている
のです。 これを、今の金融情勢が、加速している。
国民を、病気にして、高額の医療をすることが、経済発展なのでしょうか?
私は、なんとか、 森の中の炭焼き小屋で、静かにくらすことに、
金融面で、十分な担保価値が生まれないものか? 真剣に考えています。
幸い、私の住む、長野県中野市は、
日本で一番、医療費のかからない、しかも、長寿の地域です。
そこで、提案ですが、
全国で、ガンの発生率を、数字にしてみれば、多くのことが分かるでしょう。
そのとき、都会の密集地、工場や高圧電線、電子機器の集積状態、
加工食品の摂取度合いなど、多くを要素に、統計をとれば、
はっきり、数字が出てきます。
「人の命を守る」というのなら、
全国の土壌検査 と ともに、このガン発生率 を
政策的に、一斉に 調べ上げればいい。
そうすれば、 美しい田舎の価値が、高まり、
こちらに、人も金も流れてくる。
私が、総理なら、すぐに、これをする。
舛添や、長妻は、ここまで、視野に入れてはいないですね。
1%未満で貸し出す、金融機関の融資先とは。
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この記事を書いた人
新井信介
1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。