古代史の「鏡」について、日田でシンポ。

その1)
2月11日、 大分県の日田で、古代史のシンポジウムがあるそうです。
主催 は、  日田古代史シンポジウム実行委員会
共催 が、  久津媛と日田の古代を語る会 ・ ゆるっとカフェ
協力 に、  九州国立博物館・日田市教育委員会・梓書院 
 と、強力です。
「古代九州の謎に挑む~日田の鉄鏡がひも解く古代九州の歴史~」
開催日  平成22年2月11日(木)[建国記念日]
時間   午後1:00~4:50  入場料  1000円
場所   パトリアひた(小ホール)(約350席)
日田は、 『金銀錯嵌珠龍文鉄鏡』 がでたところです。
     豪華装飾の入った3世紀の、「鉄の鏡」 です。
こんなものは、日本で、ここにしかなかった。
中国でも、きわめて珍しいものです。
邪馬台国、そして、日本列島での王権の成立にとって、
 「鏡」は、きわめて重要でした。
 日田のシンポジウムでは、この日田の「鉄鏡」の意味にとどまらず、
 是非、 日本の古代史での「鏡」に関して、活発な議論を期待します。
   画紋帯 神獣鏡
   三角縁 神獣鏡
   
   さらに、 茶臼山古墳の「破鏡」
   籠神社(天橋立)の前漢鏡
   大神神社(三輪山)の後漢鏡
   せめて、これらの関係が明確になるような議論を期待します。
   また、九州北部と、奈良地方の地名が、重なることの意味も
   きちんとさせてもらいたい。
その2)   古代史は、現代に繋がってこそ、価値がある。
 私の郷里の中野は、宇治、日田 と同じく、徳川家の直轄領の天領です。
飛騨の高山、秋田の角館、長野の坂城もそうですね。
江戸時代、日本の王権の成立とその正統性を研究したのは、水戸藩ですが、
それを始めた徳川光圀は、自分の名前に「圀」をつけるほど、則天武后を敬いました。
光圀は、「黄門様」として、日本人すべてに知られていますが、彼が、幕府に、
大切に保護するように命令したのは、なんと、栃木の那須にある、『那須国造碑』。
ここには、則天武后の皇帝即位前年の年号「永昌」が刻まれています。
黄門様が、ドラマの中でかざす印籠の紋所は、徳川家の『三つ葉葵紋』。
これは、家康が京都の田中神社に入り婿して、貰い受けた<神紋>でした。
などなど、現代まで繋がっている物語が、日田にあるはずですよ。
ここまで、分からないなら、ホンモノとはいえないでしょう。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。