東北で巨大地震が起き、そして、福島原発の三号機が爆発してから、すでにまるまる4年が過ぎました。
放射能の危険性を、本欄では、地震発生以来、何回も指摘してきました。チェルノブイリの教訓を活かせとも主張してきたのですが、 日本国政府、そして、日本の経済界は、
「食べて応援」、 「安全基準を緩めた」まま、 そして、「風評被害」の言葉で、真実を隠し続けてきました。
真実は、どうだったのか、 もうすぐ、 わかります。
これまでの4年間で、免疫力を高めるいろいろな処方が紹介され、実践されてきた方も多いでしょう。
伝統的な日本料理(みそ汁、漬物)には、多くの微生物や菌が含まれていますから、チェルノブイリよりも軽傷で済む、といった意見がこれまでもありました。
しかし、実際は、福島で爆発した核燃料は、チェルノブイリの比ではなく、しかも、未だに、きちんとした石棺はなく、さらに、溶融した炉心は、そのまま溶け落ちてメルトスルーを越した上、現在は、地下水脈に触れて、 大量の水蒸気を噴出しています。
この水蒸気は普通の水の気化よりも、高い温度で気化しますので、長い間、水蒸気のまま、空気中に漂います。
これが地上での太陽光の光を弱めさせ、大気と地表の温度上昇を妨げます。これは、冷夏の原因になります。
それよりも困った現象は、大気中の水蒸気に、いろいろな放射性物質が含まれたままとなりますので、それを吸った時に、これまでにもまして、内部被曝が続いてしまうことです。
こうした深刻な事態は、 いつ止むかわからず、それよりも、さらに、大きな爆発がおこり、より激しく放射性物質が放出される可能性が高いのです。
日本人に致命的な事態をもたらす危機的な状態が進行中なのに、日本の政府もNHKも、何も伝えません。ようやく、山本太郎氏を日曜討論に呼んで発言させたくらいの対応なのです。
天皇がどんなに憂いても、なんの対応もしません。 事実を報道することもしません。何もなかったかのように、これまでどおりの生活が続いていくことを一般国民に信じ込ませ、疑いを起こさせないようにするばかりです。
さて、こうした、とても為政者とも思えない、無責任無自覚の事態を、海外はどう見るでしょうか?
日本人には、自分で、自分の運命を変える力がない、と映っているでしょう。
しかし、首都圏で、身近に、バタバタと死者が出るような事態になった時に、どうなるのでしょう。
日本政府は、いまだに、原発推進を手放さず、ガンの発生では、医療業者が儲かると喜んでいるくらいですから、世界の良識派は、驚いているはずです。 そして、これは、人類世界の重大問題だ、と認識するでしょう。
そして、ほんとうに、ひどい事態になった時に備えて、いまから、日本に対して、どうすればいいか、日本の「統治」を、研究しだしているのではないか、と考えられます。
そして、それを、今の天皇陛下も、認めている、場合によっては、望んでおられるかもしれません。
国民を騙しつづけ、進んで殺してまで、これまでの体制・制度を守ろうとする国家(統治システム)を、
世界が歓迎するはずはありません。
真実を知らさない。考えさせない。 それを、薄々感じていながら、真剣な変革ができない国民。
この夏から秋にかけて、 想像だにもしない事態が現れるかもしれません。
それは何なのか? ここでは、まだ、はっきりお伝え出来ませんが、ジョンタイターの地図(東日本のみの隔離)よりも激しい事態が、日本全土に現れるかもしれません。
日本が戦争に巻き込まれるかどうか、という議論があるようですが、 放射能がダダモレ、むき出しの今は、すでに、核戦争が起きた時と同じ状態にあります。 放射能との戦いは、戦争そのものです。
日本の原発マフィアには、とんでもない事態が、これから、そう遠くない未来に、来るでしょう。
日本人とは何だったのか、という問いかけにも、きちんと答えられるようにしておきたいと思います。
そして、現状の日本に対し、ここまで厳しく認識すると、この4月に誕生したAIIB(アジア・インフラ投資銀行)は、日本人の生命や文化、そして、日本企業が持つ技術やマネジメントに対しても、それらを活かすという意味で、大きな関わりが出てくると考えられます。この点は、また、書きます。