参考:リビアのカダフィー最期の演説「この黒人がアフリカ人そしてイスラム教徒としての誇りを持ち、アメリカの大統領の権限を持っていることを理解し、アメリカを邪悪な国から良い国に変えることを望んでいます。」

http://blog.livedoor.jp/wisdomkeeper/archives/51952458.html から、

抜粋します。

(概要)   2008年6月11日にアルジャジーラTV(カタール)が報道した

  リビアの元リーダー、ガダフィ大佐の演説:

「アメリカ合衆国には民主主義が存在していないことが証明されました。アメリカはヒットラー、ナポレオン、ムッソリーニ、ジンギスハーン、アレクサンダー大王などの暴君と同じような独裁者によって支配されています。気が狂ったレーガン政権時代には、例えば、リビアを包囲攻撃するための大統領令を発令しました。これは民主主義ですか、それとも独裁ですか。

現在、アメリカでは大統領選が行われています。そしてイスラム教徒でケニア人の血を引く黒人が大統領候補者となっています。彼の名はオバマ、インドネシアのイスラム教の学校に通いました。アラブ諸国、アフリカ諸国、イスラム諸国の人々はみなオバマを賞賛していました。彼らはみな彼が大統領になれるように祈っていました。彼らはオバマを勝利させるために合法的な支援を行ったのです。

しかし我々はオバマに不意をつかれてしまいました。アメリカ国籍のケニア人の同胞(オバマ)は、アラブ諸国、アフリカ諸国、他のイスラム諸国のオバマ支持者らを震撼させる声明を発表したのです。エジプトで言われている通り、これが単なる選挙の一
掃セールであることを望みます。つまり選挙のために彼は嘘をついているということです。


皆さんもご存じのとおり、これは選挙のための茶番劇です。候補者は有権者からの票が欲しいために有権者に嘘をつきます。選挙後に、彼に票を投じた有権者は、彼の選挙公約を守るように伝えます。

しかし彼は有権者に、「いや、あれは単なる選挙用のプロパガンダだった。」と答えます。これが民主主義の茶番劇です。有権者は彼の選挙公約は守られると思っていたのですが、彼はあれは単なるプロパガンダだったで終わらせます。その時になって、有権者は、オバマは票がほしかったためにあのような嘘(選挙プロパガンダ)をついたことを察知するでしょう。

オバマはエルサレムをイスラエルの永遠の首都にすると宣言しました

これは我々の同胞のオバマは国際政治を全く知らないということを示しています。彼は中東紛争についてあまり理解していないようです。
我々は、オバマが大統領になれば、核爆弾や他のWMDを製造しているであろう、イスラエルのディモナ核施設を監視すると宣言するだろうと思っていたのです。彼がそのような決断をすると思っていました。
オバマはイランの核開発について言及した際、ディモナ核施設も頭にあったと思います。またケネディ大統領の運命をたどることになるとも考えていたことでしょう。

ケネディ大統領は核爆弾が製造されているであろう、ディモナ核施設を監視することを決定しました。イスラエルはそれを拒否しましたが、ケネディ大統領はディモナ核施設を監視すると強く主張しました。ベングリオン氏が辞任することでこの問題は解決しました。

彼はケネディ大統領の決断に同意したくないため辞任しました。そして彼はケネディ大統領の暗殺を決行させたのです。ケネディ大統領はディモナ核施設の監視を主張したために暗殺されました。
そのことがオバマの頭にあったのでしょう。本当はオバマもディモナ核施設を監視したかったが、暗殺されることを恐れてそれができなかったのです。

オバマは、私の著書に記した通り、大統領選に勝利したなら2つの国をイスラタイン(パレスチナ+イスラエル)にする解決策を実施すると言うべきでした。これこそが根の深い問題に対する最後の歴史的解決策なのです。中東に2つの小さな対立国は必要ありません

イスラエルが占領しているのはたった15kmの長さしかない国なのです。そこに500万人のパレスチナ人が暮らしています。
我々はオバマに、1948年と1967年にパレスチナから追放された何百万人ものパレスチナ難民をパレスチナの地に帰す、と約束してほしかったのです。これこそが多くの人々が支持する解決策なのです。これがアメリカの人々、そしてアメリカの黒人が望む解決策なのです。

さらに我々は、クルド人の独立国家を建国する努力をするとオバマに言ってほしかったのです。
クルド人は、中東の地にクルド人の国家を建国すべきです。クルド人は分裂させられ苦悩を強いられ迫害を受けてきました。オバマはクルド人を犠牲にして彼の協力者に同調するのではなく、クルド人を支援すべきです

我々が最も恐れるのは、黒人が劣等感にさいなまれることです。これは危険なことです。。。もしオバマが黒人という理由で劣等感を持っているなら、彼は大統領としてアメリカを統治してはならないのです。なぜなら、劣等感を持っているなら、彼は白人以上に白人になろうとして、過激な政策を実行し危機的状況を招くことになるからです。そして黒人の地位を下げることになります。
我々は彼に言いたい。アメリカでは白人も黒人も平等だということを。彼らはみな移民なのです。アメリカは白人のものでも黒人のものでもありません。アメリカは先住民のインディアンのものなのです。アメリカの黒人も白人も移民ですから、オバマは堂々としていればいいのです。

そして、「私はアメリカのパートナーであり、アメリカはあなた方のものでもあるし私のものでもある。アメリカが私のものでなければ、アメリカはあなた方のものでもない。」と宣言すべきでした。アメリカは先住民のインディアンの地であり、白人も黒人もみな移民なのです。

我々は、この黒人がアフリカ人そしてイスラム教徒としての誇りを持ち、アメリカの大統領の権限を持っていることを理解し、アメリカを邪悪な国から良い国に変えることを望んでいます。そしてアメリカが他国、特にアラブ諸国と良い関係を構築することを望みます。」

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。