自衛隊の朝雲新聞「人質救出作戦は無理。現実はハリウッド映画のようにはいかん」。

安倍発言に自衛隊の現場が戸惑っている。

自衛隊の専門紙『朝雲』が、以下を乗せた。http://matome.naver.jp/odai/2142407602954376901

http://www.asagumo-news.com/homepage/htdocs/column/sungen/sungen150212.html

『朝雲』は自衛隊の活動、安全保障問題全般を伝える安保・防衛問題の専門紙です。

 朝雲寸言

  過激派組織「イスラム国」による日本人人質事件は残念な結果となった。悔しい気持ちはわかるが、自衛隊が人質を救出できるようにすべきとの国会質問は現実味に欠けている。

 人質救出は極めて困難な作戦だ。米軍は昨年、イスラム国に拘束されている二人のジャーナリストを救出するため、精鋭の特殊部隊「デルタフォース」を送り込んだが、居場所を突き止められずに失敗した。

 作戦に際し、米軍はイスラム国の通信を傍受し、ハッキングもしていたに違いない。さらに地元の協力者を確保し、方言を含めて中東の言語を自在に操れる工作員も潜入させていたはずだ。もちろん人質を救出するためであれば、米軍の武力行使に制限はない。それでも失敗した。

 国会質問を聞いていると、陸上自衛隊の能力を強化し、現行法を改正すれば、人質救出作戦は可能であるかのような内容だ。国民に誤解を与える無責任な質問と言っていい。

 これまで国会で審議してきた「邦人救出」は、海外で発生した災害や紛争の際に、現地政府の合意を得たうえで、在外邦人を自衛隊が駆け付けて避難させるという内容だ。今回のような人質事件での救出とは全く異なる。

 政府は、二つの救出の違いを説明し、海外における邦人保護には自ずと限界があることを伝えなければならない。私たちは、日本旅券の表紙の裏に記され、外務大臣の印が押された言葉の意味を、いま一度考えてみる必要がある。

(2015年2月12日付『朝雲』より)

一方、自衛隊の元幹部でAPAホテルの懸賞文以来、国防右翼の領袖になった田母神さんのところは、昨年の2月の都知事選挙と12月の衆議院選挙の間に、1億円以上が紛失。

ちゃんねる桜の水島代表が憔悴しきっている。 https://www.youtube.com/watch?v=ubybje-Tr2k

湯川ハルナをシリアに送り出したのは田母神さんでしたね。そして、盟友だったのが石原慎太郎。

石原慎太郎は尖閣の東京都購入で全国から14億円を集めて、この資金が不明に。その東京都による買い上げ案を提案したのは副知事だった猪瀬直樹で、こっちは知事に当選後、東京都で自前の火力発電をもつことを推進している内に、徳州会からの献金問題が追求され、耳から汗をたらして弁明ののち辞任。

田母神氏は、昨年8月に、政党を立ち上げていたが、このときにカネは使ったのでは。水島氏は、反対していたようだ。https://www.youtube.com/watch?v=FHxBpwwl6L8

国家大義を大声で語るものには純粋なものもいるが、国家権力を目指して政治活動になっていくと、カネにとりつく、ハイエナやウジのようなものゴロツキが一斉に取り付いてくる。それが、巨大化した姿が、実は原発マフィアや医療マフィアでもある。彼らは司法権まで取り込んで、メディアを押さえ、しかも、大学時代の仲間や取引業者を通じ利権を相互に固めあう。そして、国家予算が決まると、財務・税務当局とまでスクラムを組んで、自分たちの「不都合な事実」を暴く人間を徹底的に潰しにくる。

 自浄能力がない組織の最後は、どうなるか? 答えは見えている。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。