原発・放射能だけじゃない。直下型地震に富士山噴火。学者が二年前に予告したのが、まさにこれから。

以下の記事を全文転載します。 今、小笠原でも、阿蘇山でも大変な事態ですね。 首都直下型地震と富士山噴火が2015年の3月までに?  一方、北陸新幹線の開業は、来年の3月14日に決定です。

http://news.infoseek.co.jp/article/tocana_35027?p=1

「富士山噴火」と「首都直下地震」を恐れて著名地震学者が海外脱出!! もはや一刻の猶予も許されない!? tocana(2014年8月29日11時00分)

 7月15日付の英紙『ガーディアン』の記事によると、フランス「地球科学研究所(IST)」の研究の結果、2011年の東日本大震災以降、富士山は"危機的状況にある"ということがわかったという。また時を同じくして、来年までに富士山噴火と首都直下地震が起きると予測している地震学者が、すでに海外へ"脱出"したという情報も飛び込んできた。果たしてこれらの天変地異が実際に近づいているのか、考察してみよう。

 ISTの研究は日仏合同で実施され、日本の独立行政法人「防災科学技術研究所(NIED)」が公開している"Hi-net 高感度地震観測網"のデータを用い、地球内部のエコースキャン測定が行われた。

 そこで測定されたデータの解析によって判明したのは、3.11でもっともダメージを受けたのは東北地方の地殻ではなく、富士山の地下400kmをはじめとする火山帯であるという事実だった。3.11の4日後に静岡県東部を震源とするM6.4の地震が発生したが、これも富士山の内圧が非常に高くなっていることを示しているという。

 IST代表のフローレント・ブレングウェア氏は、「富士山がすぐに噴火を始めるということではありませんが、危機的な状況にあることは確かです」と述べており、地下のマグマの圧力が上昇して臨界状態にあり、潜在的に噴火の危険性が高いことは確かなようだ。

■「富士山噴火と首都直下型地震が同時に起こる」

 その富士山噴火を、ISTの報告に先駆けて、1年半前から予測していた日本の科学者がいる。それは元・前橋工科大学教授の濱島良吉氏だ。昨年3月、箱根で火山性の小規模地震が多発していた際、これが箱根山と富士山の噴火にもつながる恐れがあると濱島氏は語っていた。さらに濱島氏は、こうも述べている。

「私の研究では、近く富士山の噴火と同時に首都圏直下型の地震が発生します。というよりも、発生する必然性があります。日本海溝で発生したマグニチュード9クラスの地震が、東日本大震災を引き起こしました。これが日本海溝、伊豆小笠原海溝、相模トラフ、3つの海溝のバランスに影響して、首都圏直下型地震と津波発生の可能性が高まっています。この2年以内には起きるでしょう」(『FLASH』2013年3月12日号、光文社)

 <データが物語る"富士山の危機">  このインタビューから2年以内ということは、富士山噴火と首都圏直下型地震は2015年3月頃までに発生するということになる。

 このような大胆な予測を行っているからといって、濱島氏は決して「トンデモ学者」の類ではない。氏は埼玉大学や前橋工科大学で教鞭を執った後に退官し、現在も独自に地震の研究に取り組んでいる。専門は「不連続体解析」、「地震発生メカニズム・予知」および「防災システム」、「原子力発電地下立地」など幅広く、数々の研究プロジェクトにも参画してきた地震研究の第一人者であるのだ。

 ■テレビ出演時に語られた驚愕の事実

 そんな濱島氏が8月1日放映の『してみるテレビ 教訓のススメ』(フジテレビ系列)に出演。「大地震は本当に来る?」と題したテーマに解答する専門家の1人として、自身の見解を大いに語った。ちなみに濱島氏の他に、地震予知研究の第一人者である早川正士氏、防災・危機管理の第一人者である渡辺実氏も出演、専門家陣はそうそうたる面々であった。

番組の冒頭で、質問者のタレント・坂上忍はいきなりこう切り出した。

「近い将来、大きな地震がまたやってくるぞって、まことしやかに言われてますけれども。本当に、大きな地震は近々に来るんでしょうか?」

 すると、間髪をいれずに濱島氏はこう返す。

「必ず来ますね」

 濱島氏はフリップを使って説明する。それによると、先の東日本大震災では、日本海溝のうち宮城県沖~茨城県沖までのプレートが滑って巨大地震となったが、その北側の三陸沖と、南側の房総沖のプレートが滑らずに残っているという。そして、これらが滑ることによる大きな地震が、いつ起きてもおかしくないとした。

 さらに坂上が「次、(大地震が)どこ来ると思います?」と質問したところ、濱嶌氏は、

「南海トラフよりも、まず東京直下の方が近いんですね。その前に、北海道で大きな地震があるんです」

と持論を述べた。首都直下型地震が起きる前に、北海道の千島海溝で大地震があるというのだ。坂上は続けて、

「では、東京に直下型の地震が来たとして、来た時って何をすればいいんですか? 死なないにはどうしたらいいんですか?」

と問いかける。 ここで濱嶌氏は、

「その前に逃げるしかないんですよ。避難先を早く決めておくということです。 私はマレーシアに移住しましたから」
「もう、そういうことをやらなきゃいけない時期に来ているんですね。それほど日本は今、危ないということなんです」

と、驚くべき告白をする。この想定外の答えに坂上も「えっ!?」と言葉を失い、スタジオ一同が騒然となる。

 地震研究の第一人者である学者の口をついて出た言葉だけに、この意味は重い。これまで「日本が危ないから海外へ脱出した」という日本人研究者の話など聞いたことがない。関東に住む人間にとって、もはや一刻の猶予も許されない状況にあるということなのだろうか。

■他の権威による最新予測は?

 2015年3月頃までに、富士山の噴火と首都直下型地震が時を同じくして起こると指摘する濱島氏。では、他の著名な地震学者はどう考えているのか。最後に、これまで数多くの大地震を予知してきた木村政昭・琉球大名誉教授の見解も紹介しよう。

 今月16日、木村氏のHP上で最新予測が更新された。濱島氏の指摘と関連する予測については、以下のように変わっている。

・富士山噴火 2017±5年→2014±5年< br />・千島海溝 2010±5年(M8.5)→2011±5年
・三陸沖北部 2019±5年(M8.5)→2014/08/10青森県東方沖M6.1

 まず、富士山の噴火について木村氏は「2019年までに噴火する」と予測している。ただし濱島氏とは異なり、首都直下型地震との同時発生については、木村氏独自の理論に基づく「地震の眼」が見られないとして否定的だ。

 千島海溝の巨大地震については、すでに別記事で紹介した通りだ。また、三陸沖の地震について、木村氏は今月10日に青森県沖で起きたM6.1の地震がそれに当たると判断したようだが、これまでM8.5と予測していた地震が、この程度の規模で済むのかという疑問も残る。

 いずれにしても地震研究の大家である濱島、木村両氏が、富士山噴火や首都直下型地震、さらに北海道や三陸沖での巨大地震が、今後数年の間に起きると考えていることは間違いないようだ。濱島氏のように海外へと脱出することは、多くの人にとって現実的な選択肢ではないかもしれないが、日頃の備えだけは怠らないよう心がけたい。 (文=百瀬直也)

(私のコメント)

 日本列島に暮らす以上、いつでも住める場所を二箇所以上、確保しておく時代になったと考えています。

 地方に家をすぐに購入できる経済的にゆとりがある人は、すでにそうしています。例えば、京都の新築マンションはどこも発売と同時に完売です。そうでない人の場合は、まずは、仲間つくりからです。田舎に共同で、家、アパートを確保しておくのが良いでしょう。人口減ですから、ネットワークさえあれば、可能です。実家や配偶者の家、その他。できれば、食料が自給できるところがいいですね。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。