『工業化』から『芸術化』。CO2の25%削減。

これから、文明が転換します。
民主党政権が打ち出した CO2の1990年比、25%削減。
私は、大歓迎。
しかし、経済産業省は、早速、多くの痛みを覚悟せよと言い出します。
なんで、また、今まで以上に、多くの出費を、国民に迫るのでしょう。
産業界は、国民に、新たに、省エネ家電、省エネ素材を、無理して、
買わせたい意向なのでしょう。 
悪意なのか? それとも、智慧が、足りないのか?
やりようは、たくさんあります。
大量生産をする製造業は、今後は、コストと市場規模を考えて、
どんどん、海外に出て行きます。 
企業自体も、もはや、日本企業という枠にとらわれないで、 
多国籍で展開し、そして、連結決算で管理します。
これは、そうする、そうなる、のが、人類の発展過程の必然であり、
地球規模で見て、人類以外の他の生命にとっても、社会正義です。
もう、日本国内で、『工場誘致』という発想は、完全に過去のものです。
>> 地方の首長さん、議員さん、学校の先生、
    ここについて、 腹をくくりましょう。
で、次に、CO2の削減の方法ですが、
家庭の中に、多くの土と木による、有機物を取り入れましょう。
極力、 鉄と プラスチックを廃しましょう。
省エネ自動車は、もちろん大切ですが、
それよりも、 自分自身の 幸福の形を、 見つめなおしましょう。
 
工業製品を、メディア宣伝に煽られて、喜んで買いたがる、
「消費動物」から、脱却するのが一番です。
大量に機械的に作られたものを、 「所有」する ことに、
どんな意味があるのでしょう。
人間は、消費する動物になったのは、 近代化の中でも、
『文明のスタンダード』を 達成するまでの、一時的な姿です。
今は、そこに生きている、この自分自身が、 
花鳥風月 と 響きあった、 自分の世界を創ることです。
朝起きて、身支度をし、 食事を食べ、 生きていることを味わって、
自分の世界を作っていく。
これまで、国家(一部の統治者)によって、
「恐怖と欠乏」の危機(意識)を 過剰に吹き込まれ、
私たちは、 強引に、自分の労力・時間、そして、人生や生命まで、
彼らの都合にいいように、 消費させられ続けてきました。 
それを、転換する。
 自分の喜びを形にして、出会う人に、届ける。
地球に降り注ぐ、太陽エネルギーは無限。
宇宙からは、多くの智慧が、降り注いでいる。
これを使って、まず、 自分の生存を確保し、 さらに、 
自分の世界で、 どんどん、周囲に喜ばれるものを、 生み続ける。
「工業化」 は、 スタートの段階では、社会に利便性を与えましたが、
いきわたると、 陳腐化します。 
その上で、 次々と、新たに、購買欲を起こすために、さらなる刺激を、
商品に乗せますが、 それが、多くの場合、無意味、無感動とわかってきました。
自分の存在をどう捉えるか?
自分の心の深いところ、自分の魂、自分の尊厳、
これらに響くものしか、 人間は意味を見出せなくなってきます。
自分の血に流れる過去の記憶、 
自分が立つ大地に繰り広げられていた物語、
他のすべてを投げ出しても、味わい続けたい、響きや出会い。
こうしたものを、皆が、求めだします。
それは、 まさに、人生そのものが、『芸術』になることです。
これまでの、企業社会の、単なる、一つの、パーツから、
感動の表現者に変わることです。
移動や、生存に関わる 利便性に、最高度の効率をもった、
文明の利器の開発・普及は、今後も必要です。 
これをする企業活動は不可欠で、さらに、日本以外の全世界にも
広げていくしかりません。 
しかし、 これは、あくまでも、私たち個人個人が、自らの人生を
芸術化する、その道具立て でしかないのです。
これらは、主ではなく、脇役です。 本来、少数者の仕事です。
主役は、 あくまでも、 生身の 「人間」、 
あなたであり、私であり、皆さんすべてです。
自然界にあるものを、 人間の創意工夫で、
自分の物語の世界の中に、どんどん、美しく取り込んでいく。
やっと、町中を、 花鳥風月、宇宙リズムににあった、
芸術作品に作り変える、 最大の機会を、
私たちは、神から、与えられました。
そこにしか、 CO2 25%削減の道はないでしょう。
>> たとえば、地域の再生に、
 荒れ果てた中山間地域に、
 コンクリートと鉄のガードレールを持つ林道はいりません。
 最高に景色のいい標高線に、幅2メートルくらいの道を拓き、
 間伐材から取ったチップを敷き詰め、そこを、ゆっくり歩く。
 あるいは、元気がよければ、ランニング。
 街場では、シャッター通りとなっている、商店街の道を芝生にして、
 藤棚や、ぶどう棚をつくって、その山道と連結させる。
 お年寄りのために、 馬車や、 電動での人力車を用意する。
 腰掛、東屋、御茶屋が、 ちょうどいい間隔に、設定されている。
 歌会、 俳会、 合唱、  月見。  懐メロ。 寸劇。   
 個々のエリアごとに、お気に入りの時代やテーマのコスチュームで楽しむ。
 それぞれの人間の健康状態が、医療機関と、携帯電話を通じて、
 常に、最適な状態になるように、やさしく、情報交換がされている。
ななどなど。
 工業製品は、すべて、 地下の閉鎖空間の工場で造ればいい。
 地表面は、完全に、自然の空気、四季のリズム。
 想いは、どんどん、広がります。
> 何に、価値を認めるか?
 この意識が変われば、 消費の動向もすべて変わります。
>> 「和らぎ」の世界の始まり始まり。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。