(続き)。村田氏のケネディー大使宛書簡とJOC竹田会長への書簡

別掲 2     ——————————————————————————–

Tokyo,April21,2014 

Dear Ambassador Knedy,

 On the eve of President Obama’s visit to Japan, please allow me to take up an issue that could shake Japan, if not properly dealt with.

It concerns the Tokyo Olympic Games.

Dr.Helen Cardicott’s request expressed in her letter addressed three months ago to Mr.Bach, Chairman of the IOC, urging him to send an independent assessment team

 to Japan to investigate the extent of radiogenic health concerns, is totally legitimate

and should not be ignored as hitherto..

 More and more conscientious citizens tend to question the sense of morality and responsibility of holding the Tokyo Olympic Games based on the false assumption that the situation is” under control”, when mega earthquakes are officially considered as approaching.The situation at the Fukushima Daiichi is worsening. The full assumption of responsibilities by the state to cope with it is not yet fully realized. Maximum efforts are not yet being made to bring the situation of the site under control.

 If Japan decides to cancel the Tokyo Olympic Games in order to concentrate all her efforts on this, it could be regarded as an honorable retreat. It will furthermore help to restore her honor in the international community.

 The collapse of the unit 4 at the site alone could mean the beginning of the ultimate catastrophe, and we can only pray that a mega earthquake does not take place. In spite of this state of affairs in Japan, there is no sense of crisis, as if Fukushima had not happened. The will of heavens and the earth will not permit this to last long.

 Please allow me to count on your understanding and support.

 I do hope that President Obama’s visit to Japan will achieve a great success.

With highest and warmest regards,

                                    Mitsuhei Murata

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別掲3

 

日本オリンピック委員会

竹田恒和会長殿                            平成26年4月23日

                                             村田光平            

 拝啓

 

時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。


 安倍総理宛メッセージをお届け致します。

 事故処理に最大限の対応をするために東京オリンピックを返上するという名誉ある

撤退を示唆する内容です。私見を伝える別添のケネディ大使宛メッセージも添付いたしました。


 ご高承の通りBach国際オリンピック委員長にCaldicott博士の警告が届いております。

東京に中立委員会が派遣され、その結果、大会中止となった場合には、日本を震撼させる大混乱

が予見されます。日本の信用が一挙に地に落ちる危険性も否定できません。


 海外では福島第一の汚染水問題など情勢悪化を伝える報道が絶えません。

http://www.japantimes.co.jp/news/2014/04/20/national/fukushima-no-1-boss-admits-water-woes-out-of-control/#.U1PsesbAZst


 東京オリンピック大会のマニュアルの和訳の依頼を受けた方によれば、全部で14くらいあるうち

の2ファイル少々を引受け、今年初めに納品したそうですが、400字の訳文で約500枚もあった

そうです。オリンピックがいかに膨大な作業を必要とするかが察せられます。

 IOC中立調査団の日本派遣を待つという決断の先送りの代償はあまりにも大きいことが憂慮されます。

 いずれにせよ、事態の悪化を防止するための事故処理の国策化は待ったなしとなりました。

 対応が困難を極める問題ですが、ご参考までに私見を述べさせていただきました。

 ご指導とご支援をお願い申し上げます。

一層のご活躍とご自愛をお祈り申し上げます。

                                                 敬具

 -------------------------------------

追伸  私見に対する反響例をご報告いたします。

「心から尊敬と感謝をお伝え致します。

 大使が指摘されること一つ一つが正しく、道理にかなったメッセージです。

 もはや、放射能の管理は出来ない、ことが明らかです。

 きちんとそれを認めれば、やるべきことがみえてきます。

 

 美しい日本を口にする人が、教科書から真実を省き、民意にさからって、

 憲法の解釈を変えることで集団自衛権をアメリカの圧力の元で認める、

 もはや、法治国家とは言えない状況です。」     (女性指導者)

「Thank you so much. I hope deeply that Ambassador Kennedy will respond to your message in a responsible way.

 I am horrified reading the article about the water problem in Fukushima –

 the spill of radioactive water into the sea  is a global catastrophe in itself.

 Thanks for your necessary and admirable efforts!」

 (スイスの友人、 ソーラーボートで大西洋を横断したギネス記録保持者)

「メッセージの趣旨に全く賛同いたします。

 福島の現実から目を背け、大本営発表を繰り返す安倍政権の対応は、まさに

 先の大戦の愚をなぞっているようです。

 これからも内外への力強いご発信を期待しております。」(有力新聞社論説委員)

  ーー(略)ーー

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一方、昭和天皇の誕生日の4月29日、福島の郡山には、東京ガールズコレクションを目当てに、1万人の若い女性が訪れていました。 私はこの意識の「落差」に、ただただ、絶句するばかりです。 

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。