純粋に、ひたむきに、自分の目指す高みに向って、ただそれだけに、すべてを出す。
メダルの色とか、順位も関係ない。
世界中で、誰もできないプログラムにあえて挑戦する。
ショートプログラムで失敗し、メダルの可能性はなくなった。
しかし、表現者として、最後のオリンピックの舞台。
どれほどの想いが、彼女の氷上の舞に、込められていたことか。
それは、見るもの全員の心を、一つの響きで、震わせるもの。
真央のフィギアスケートは、天命を背負った 『道』そのもの だった。
世俗の栄光をはるかに越えた、神様からの使命と試練。
バラバラだった地球人が、一つになる道しるべを示した舞。
永遠に語り継がれる 心の疼き と 涙の光。
ありがとう、浅田真央。