今年3月に起きた韓国哨戒艦の爆発沈没問題。
ヴェトナムのハノイで開かれていた、ASEAN地域フォーラム(ARF)で、
一応の政治決着が付きました。
結論は、韓国アメリカが下手人として北朝鮮を非難しても、あの事件が北朝鮮の攻撃と
は明示されなかった。
この会議と同時に、韓国は、アメリカと合同軍事練習。
日本は、 金賢妃が軽井沢で避暑。
北朝鮮では、中国との国境で、インフラ建設が始まっています。
アメリカの面子を守りながら、アジア勢は、中身を得ていますね。
アメリカという国は、科学を手にしたヨーロッパの海賊たちが造った国であることを
忘れてはいけません。
以下は、朝鮮日報から・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
記事入力 : 2010/07/26 10:18:28
《哨戒艦沈没: ARF議長声明、北による攻撃と明記されず》
哨戒艦沈没 ベトナム・ハノイで開催された東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)
が、閉幕翌日の24日夜に議長声明を発表した。韓国海軍哨戒艦「天安」沈没事件をめぐる韓米と
中朝の神経戦で、文言の調整に難航したからだ。同フォーラムには韓国と北朝鮮のほか、米国、
中国、日本、ロシアなど27カ国の外相が出席した。
議長声明は、韓国海軍哨戒艦に対する攻撃を糾弾しながらも、攻撃の主体である北朝鮮に対
する名指しを避け、国連安全保障理事会の議長声明を支持するという形にとどまった。
議長声明は、「攻撃を受けた韓国海軍哨戒艦の沈没に深い憂慮の念」「国連安保理議長声明
に対する支持」を表明した。哨戒艦は「攻撃」により沈没したとしながらも、これを攻撃した
北朝鮮を糾弾するということは、北朝鮮の反発により、内容に含められなかった。
安保理の議長声明の支持も、哨戒艦の沈没問題を平和的な手段で解決すべきという点を強調
するにとどまった。
韓国の立場からすれば、北朝鮮が攻撃の主体として明記されなかったこと、北朝鮮の立場から
すれば、韓国海軍哨戒艦の沈没が攻撃によるものだということが盛り込まれた点が、不満な部分
と言えよう。 政府高官は、「国連安保理の議長声明は理事国の全会一致で採択されたが、ARF
議長声明は、参加国の意見を反映する水準で決定された」と説明した。ARF議長声明は北朝鮮の
核問題と関連し、「安保理決議の重要性を強調した」という内容が盛り込まれた。
米国は同フォーラムで、北朝鮮による核実験に対する制裁内容を盛り込んだ国連決議第1874号
の徹底した履行を加盟国に強調した。 米国は北朝鮮の核問題に関する国連決議の履行を通じて、
哨戒艦沈没事件をめぐる対北朝鮮制裁の効果を高めるのが狙いだ。
ハノイ=鄭佑相(チョン・ウサン)記者
ハノイARF・・・これが「政治」だ。北の面子を汚さず、アメリカを宥める。
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この記事を書いた人
新井信介
1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。