ホワイトハットが「著作の出版」の件で怒っているみたいです。でも、日本の友人との関係は続けたいと言っています。

これ、問題ですね。

 (改訂版)

どうも、この中で言及されている人物は、昨日10月10日、愛媛で講演会をしたようです。

愛媛とは、司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」での主人公、秋山兄弟の生誕地で、大日本帝国時代の「美しき夢」が、残っている土地柄でした。

ここには戦後になって、日本会議を生み出す人間が多くいました。そして集まりました。

日ロ戦争で、ロシア陸軍の最前戦にいたポーランド兵を捕虜にした時に、松山で収容したのですが、そこでは囚人の待遇ではなく、客人のような扱いをしたことで、ポーランド人は感激し、日本に対する敬意が高まった切っ掛けの地でもありました。

大日本帝国の「美しき夢」の起源は、水戸光圀が水戸藩に命じた「大日本史」の執筆です。

その前、光圀は、大陸の中華に心酔し、日本の天皇は、呉(戦国時代)の太白の末裔と言っていた林羅山の門下生が増えるのを憂い、その弟子の一人、山鹿素行に兵庫の赤穂に行かせ、そこで大避神社と秦野河勝の事実を確認させた後、「中朝事実」を完成させた。その内容は、記紀のイザナギ・イザナミと旧約聖書にあるアダム・イブを混交させ、世界文明の日本起源説を創り出させました。

「大日本史」の編纂執筆が進められていく中で、天皇のいる日本は神(アメノミナカヌシやアマテラス)に守られているクニだから、絶対に白人国家に勝てる、という確信(妄想?)が生まれ、それは、現実に日露戦争の勝利となって実現した。

こうした理解から、江戸期に書かれ始めた「大日本史」は、日露戦争の勝利で終わっているのです。

しかし、そのあと、明治にできた帝国日本はどんな運命になったのか?

戦前の大日本帝国の夢を、今でも見続けたい人とはどんな人たちなのでしょう。(中曽根大勲位の葬儀を、コロナ対策の予備費で行い人たちと一緒なのでしょうね。)

そして、その帝国の権威とピラミッド構造の核心が天皇で、その頂点を創り出した人たちの本性が、一体、どんな人たちだったのか? こうしたことを、ホワイトハット情報をもとに昨日は話されたのかもしれません。

今、人類世界は、マネーに関して、その発行の「基準・規律」、そして、マネーで示される「富」そのものの在り方について、大反省の時期です。

今回、上記情報が、ホワイトハット側から直接出たことに、いろんな意味で驚いています。

 

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。