今年9月の国連総会は、人類史の転換点となったようです。
9月11日、台風15号の被害がまだ不明の中、安倍晋三さんは小泉進次郎を環境と防災の大臣に指名しました。そして就任してすぐ、進次郎は欧米メディアも注目する中、鳴り物入りでNYに行き、「環境問題をセクシーに取り組む」といますが、記者から、「HOW?(どうやって)」と訊かれると、何も言えないままでした。
その前、スウェーデンの16歳の少女が大演説しました。「CO2による気候変動で環境激変の大被害が見えているのに、大人たちは、経済成長とばかり言って、なにも動かない。」
この少女は、今年1月末のスイスのダボス会議(表)でこれを演説していました。昨日NHKの夜10時の特別番組でその様子を紹介していました。彼女のダボスでの演説を受けてか、実は、世界中の金融機関に、環境対策(CO2削減)にきちんと取り組む企業に積極的にマネーをながすことを求め、国際社会の了解事項となったようです。これがSDGSの合言葉で、世界中の企業が動き出していた真相でした。
しかし、日本では2月のトランプと金正恩のベトナム会談が注目され、それがサインできずに流れたことで話題持ちきりとなって、この重要性を一般国民は全く認識できませんでした。経済界の大手上場企業では、RE100という取り組みが始まっていました。
https://sustainablejapan.jp/2019/02/16/re100-2/25334
とりあえず、経産省の方では、マクロプラスチックの件だけは国際社会で主導権を持とうとしたのが、6月の大阪G20でした。
今回の国連では、日本のフクシマ・放射能問題は、話題になりませんでしたが、さて、これからどうなるのでしょう?
掲題のタワーマンションのことは、普通に考えれば当たり前でしょう。今、中国人リッチたちは首都圏に保有する高級マンションを日本のお金持ちたちに買わないか、と誘う話が急増しているようです。でも、誰も買いないでしょうね。これは何も首都東京だけではないく、日本内外の他の大都市(大阪や上海)でも同じような危惧を抱く人間も出てくるでしょう。
私には、これまで続いて来た、マネー価値だけで物事を決めてきた「都市化」の「崩壊の始まり」だと感じます。
昨日、徳島の美馬町にできた、「アースシップ」の日本第一号、オフグリッド・エコハウスのことを書きました。実はこれにつながる思想を言った軍人がいました。1931年9月に満州事変を起こした石原莞爾です。彼は、戦後、郷里に籠り、平和建設の基本思想を練り、「都市解体」「農工一体」「簡素生活」を提唱していました。https://www.ishiwara-kanji.com/21#!
しかし、戦後の日本は経済成長を最優先し、都市が爆発的に膨らみ続けました。それを、1989年の「天安門」後の北京政府は真似ね、李克強はさらに2010年以後、都市化を全国の主要都市に広めました。ここでのダイナミズムは、国有資産の私有財産化でした。
さあ、これから、この「都市化」と「私有財産」は、どうなるのでしょう。
2日前に「ちょっとまって」として筆をおいてから、頭の中によぎるものが多すぎて・・・。
あと、これだけは、ここに書きましょう。
国連総会の裏では、合成覇権通貨(SHC)の形と、各国の中央銀行が抱える資産をどう評価・算出するのか、という大問題があります。
世界中の各国中央銀行がそれぞれ金(GOLD)をここ2~3年買っていたのは、資産を増やすためでもあったのでしょう。もちろん、外貨準備や対外純資産は、当然のこと、中央銀行の鉄板の資産として勘定されるのは間違いありませんが。
フランスがFACEBOOKなどが創り出す電子マネー「リブラ」を、このSHCに採用するのを拒否したのは、なぜなのか?これは、これまでのグローバル企業の抱えるマネー(富~経済価値)の質と量について、疑義を呈しているからなのでしょう。
また、専門家の間では、これまでとは異なる「資産」に対する考え方も始まっているのでしょう。すでに紹介しているように、まず「自然資本」があります。その次に、アミタホールディングを立ち上げた資金で、熊野さんが実践し出した「信頼資本」の考え方、さらに「感動資本」も、中央銀行での通貨発行での「資産」の対象として、検討になるかどうか、注目しています。ここはまた書きます。
PS;まとまりませんが、2日前、25日の「トントンナオチン」の本文を今日、書き込みました。