こんにちは。
浅田次郎の小説の映画化です。『日輪の遺産』
https://www.youtube.com/watch?v=U9dPgv96HM0
http://www.ne.jp/asahi/gensou/kan/eigahyou64/nichirinnoisan.html
311の年に公開されたこともあり、あまり、メディアでは話題になりませんでした。
「ポツダム宣言」受諾のまえに、日本の大本営で何があったのか?
この映画の冒頭で語られる、
「皇軍は負けても、日本国は滅びない」
そうやって始まった日本の戦後ですが、今、ほんとうに、おかしな状態になっています。
劇中では、マッカーサーがフィリピンで集めた財宝を、山下奉文が奪ったという前提にしていますが、これは、19世紀から始まった各国に中央銀行を作らせる国際秘密力、落合莞爾氏が指摘する「金融ワンワールド」の一環の中の、ほんの一部分の出来事です。
日本列島から流出した「金塊」は、各国に中央銀行を創るときのベース財源として使われ、戦後の日本経済を復興させるときには、マッカーサーは昭和天皇との打ち合わせをすすめながら、これを元に、多くの特殊資金(その中にM資金や橘資金がある)を生み出し、市中に出回らせて、使わせました。
今、その特殊資金を使わせた人間の直系の関係者たちが、ハワイで17万トンの金塊を管理し、新通貨制度への移行を始めています。
このとき、これまでのFRBが発行した米ドルをどうするのか、そして、日銀をどう生かすのか? この主導権は、放射能禍にある日本の発言力がもっとも強まっていると考えられ、それが日本国の現政権では、 「福島はもう大丈夫」というマインドコントロールをかけることで、体制維持を進めているのです。
この一方で、海外では「日本ブーム」が始まり、安倍政権の3兆5千億円のバラマキで、アベノミクスの破綻を隠そうとしています。
映画『日輪の遺産』を見て、やはり物足りないと感じてしまうのは、天皇と国際金融の関係がすっぽり抜けていることです。
これは、同じ浅田次郎の小説で張作霖爆殺を取り上げた『マンチュリア・レポート』でも、まったく、届いていない視点でした。
世界の全体構造が見えない中で、国家と言う暴力装置と、個人がどう立ち向かうか、という次元で、卓越したストーリーテラーが、浅田次郎です。
浅田次郎は、果たして、孫文を生涯支援した梅屋庄吉のことを、どう描くでしょうか? 日活の創業者で、現在の資金で、2兆円以上の資金を孫文に支援したとされますが、その資金の出所は、どこか?
その梅屋と同じ系列の人間が、今、ハワイにいるのです。彼らの意識にも、「10億」の数字があります。
「自主的淘汰」が進行する。
これを意識しながら、今の自分を輝かすこと。これには、本当に強い精神力が必要になります。
それが、ロボットではなく、神の仕組みの一員(10億のうち、100万人くらいになる?)になる条件のようです。