こんにちは。
実は、今年に入って、両親の介護をしています。
姉がアレンジしていたケアハウスは、どうしてもいやだ、と言うことなのでしょうがありません。
いろいろと、考えさせられます。 とくに、年金と医療と、そして、高齢者福祉。
社会構成を、各家庭の「所得」を中心に組み立てている現状は、矛盾が多すぎます。
この話は、別の機会に。
話が変わって、中国の春秋戦国時代。
老子、孔子、孫子 が活躍した頃。
孔子は、「道、廃れたならば、我、東海の海に浮かばん」 と、当時の平和な日本列島に憧れました。
BC450年ごろを描いた、中国のテレビドラマがあります。
日本名は、「三国争乱」です。 呉・越そして楚 に囲まれた小国「淹(えん)」の物語です。
http://www.epcott.co.jp/sangoku/index.html
舞台は、太湖のほとり です。
このドラマには、 老子も、孫子も、そして、孔子も、登場させています。
この時代にも、周の王室は存在し「天王」とされたが、それは名目だけで、ドラマの中では 各地の王たちは、ほとんど無視しています。
王たちは、戦乱を起こし、それを統一したのは、秦始皇帝。 以後、中華皇帝の玉璽が引き継がれます。
しかし、周時代にまで戻せ、としたのが、則天武后です。
彼女が史上初めて、女性で皇帝になったのが690年。この年、日本では、ウノササラが即位し、伊勢で、「式年遷宮」したのです。
この呉越の出てくるドラマの時代からは、1100年以上、後のことでした。
中国古典のエッセンスを、物語では、主人公が成長するときの出会いの場面で描いています。
当時の日本列島には、文字はありませんでした。ですから、私たちが2千年以上前の日本の物語をドラマ化しようとしても、こうした物語はできません。
しかし、私たち日本の「稲作民」とは、もともとは大陸の長江流域で、こうした戦乱のドラマを実見していたあと、平和を求めて日本列島に入り込んだ人間の子孫なのです。そう考えると、本当に、面白く見ることができます。