「特定秘密」って、官僚が無策で、首相が幼稚ってことじゃなくて、もっと別次元の問題?

こんにちは。  21日に成立するはずだった、特定秘密保護法案が、26日に延期されました。

この法案の危険性は、なにが刑罰の対象になる秘密なのか、まるで、明確にされてないまま、法律を作ってしまうことです。

 カレードスコープ さんを見てみましょう。  

 まず、  http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-2484.html

そして、運用上の問題点 http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-2487.html

ここでは、 「秘密指定」は、永遠の秘密になり、  この法案は法律の体をなしてなく、結論として、秘密保護法案は、司法の「死」をも意味するものだと。

そして、次のような事態も起こりうるのではないか、と。

<公務員の先輩と後輩の会話> ・・・これは、漫才ではないのですが 

 先輩の公務員:
「仕事中、ちょっといいかな。
君は、最近、学生時代の同級生で、新聞記者と食事をしたらしいね。
どうも、君は秘密保護法に違反したらしく逮捕されるらしい」。

後輩の公務員:
「ええっ! そんなバカな。私は秘密情報など誰にも漏らしてはいませんよ。何かの間違いです!」。

先輩の公務員:
「でもねえ、監視当局の中では固まっているらしい」。

後輩の公務員:
「では、当局の連中に、私の何が問題なのか訊いてみます」。

先輩の公務員:
「無駄だと思うよ。なぜなら、彼らも知らないからだ」。

後輩の公務員:
「では、食事をした私の友人である新聞記者に、何を漏らしたのか問いただします!」。

先輩の公務員:
「それも無理だと思うなぁ。本人も自覚していないだろうから」。

後輩の公務員:
「それなら、せめて先輩が教えてくださいよ」。

先輩の公務員:
「知るわけないだろ。知っていたら俺が逮捕されてる。
それに知っていても言えない」

ーーー以上、まったくもって漫才の新ネタになりそうです。------
それにしても、 小泉=細川の脱原発タッグ、ケネディー着任のとき、なんで、こんなに急ぐのか? 
当然、この法案は、NSC(国家安全保障会議)法と、セットです。ソ連崩壊後、アメリカではNSCが生まれたのですが、そ の大元であったアメリカでは、すでに、ブレジンスキーが、もう、これまでのような覇権はなくなるとも指摘しているのです。
しかし、この「国家」大好きの幼稚な首相は、中国・韓国との領土問題が先鋭化し、そこでの強気の姿勢が国民の支持を得られたとばかり、戦前の「国家」感で、「今」を対処するのが正しいとしているのです。
一方、東アジアに、新しい枠組みを作りたい華僑勢はアセアンとともに、一見、安倍を後押ししているようにも見えますが、彼らは、中国の海軍力の抑制と、環境問題の対処を望み、そのための道具に日本を使おうとしているに過ぎません。

今回の法案が通ってしまったときの危惧は、確かに大きいものがあります。

マドモアゼル・愛氏が、今回の事態を、見事に、解説しています。

http://ameblo.jp/mademoiselle-ai/entry-11709785447.html

 特に秀逸な部分を抜粋します。

「・・・・ 。こうして、国家から、政治から、法曹界から、企業から、教育から、マスコミから、トップの上の方には無能集団だけが居残ることになる。

そのため、彼らには才能がないから新たな価値を生み出せない、、、あるものを奪いあうしか道がなくなる、、、

そして、だましてだましてだましての繰り返しで、時代はついに行き詰るわけです。

まさに今がそのピークであり、崩壊はまじかに。

あまりにひどい現状は、いつしか多くの人の知ることになるに決まっている。そうなったら革命が起きてしまう。

そこで考えたのが、絶対に真実を知らせないことが急務だとなる。無能集団にとって、真実が広まることほど怖いものはない。何とかならないか、、、

まずいことはすべて秘密にしちゃえば問題ない、、、という時代に逆行した判断がなされたのでしょう。

ただ、秘密秘密といったって、時代は情報開示の方向に進んでいるのですから、その中で秘密の法案を通しても、きっとばれてしまうに決まっていると思うけど。

その時は割と、決定的ですよね。 えっ、国はこんなことを隠そうとしていたのか、、、となれば、本音がすぐに国民に伝わり、一貫の終わりですよね。

なので、秘密保持法案はあまりよい方策ではない気がします。今の国家にとっても。

しかし、①本当に有能な人がいなくなっちゃってそんなこともきっとわからないのか

もしくは、②何が何でも隠さなくてはならないことがあるか のどちらかなのでしょう。」

ここから私(新井)の意見です。

 愛さんの二つの指摘は、両方とも正しい。

①部分については、デフレ対策と称して、黒田バズーカしかなかったし、なにより、これまでの、日本国内の官僚たちの利権維持を最優先させたいのですから、それ以外の発想がなく、当然、知恵もわきません。 

それよりも、②のほうです。 「何が何でも隠さなければならないこと」とは、何か?

首相個人のこと(漢字が書けない、脱税、インチキ選挙)は、もう誰もが知ることです。

福島の問題も、これから世界中の知性のほうから、どんどん真実を解き明かすでしょう。

 そんな次元ではない、もっと別のこととは?

ここでは、簡単に、指摘しておきます。

 それは、「天皇の金塊」に纏わる資金運用の実情

 そして、UFO(宇宙人)との接触のこと。 これなら、どんなことがあっても、隠したくなる。

今の安倍政権はドタバタだから、そこまで視野が届いていないでしょう。しかし、とにかく、この法案だけは作って、お前の在任中に通せ、と、官僚と組んだジャパンハンドラーに言われているのでしょう。

今年の一連の流れ、「ディスクロージャー」、2020東京五輪、戦争屋の退治、アメリカのデフォルトが回避、小泉=細川の脱原発、そして、ケネディーの着任。 この流れの意味を考えますと、 私には、ズバリこう見れます。

それを、さらに、別の角度からみて言うと、

戦後、アメリカにあった世界人類の司令塔を、今、戦後、アメリカの特別行政自治区であった日本に、移そうとしている、その始まり なのではないのか、ということになります。

戦後の日本を、「普通の独立国」として考えると、見えませんが、世界の基軸通貨を発行してきたFRBをもつ、アメリカという国家の特殊な一部だった、という事実を踏まえると、こうなります。

今、その本家のアメリカでは、「ディスクロージャー」が進み、軍部も、災害救助以外には、一致した行動が起こせません。今後は、ワシントンでの地球規模での政策(画策)は、ますます、秘密保持ができにくくなります。

そのため、戦後、一貫して「お花畑」だった日本に、巨大な軍事力・情報網、そして、資金(FRB、日銀、など)を、すべて統括する機能を、移そうとしているのではないか。

・・・・この思惑が、③ です。 

もちろん、安倍政権は、こうした背後にある大きな流れは、知りません。ただ、愛さんの言う①の次元でしょう。
 
そして、今日のブログの結論ですが、

この二つの法案(特定秘密保護と、NSC)が、安倍には、①の動機で強引に成立させながら、 ②の事態が結果として、引き起こされることになり、

そのときの現実では、 ③を、どう使うのか?ここが問題になります。

そのときの、知恵が、果たして、今の日本政府、および、これまでの官僚や財界に、あるのか? ということです。

 消去法で言えば、国家運営に関して言えば、 もう、アメリカ型も、中国型も、ダメです。もちろん、現在の日本の中央集権型の予算のバラマキとアベノミクスでも。

 で、今後、上述した「漫才」のような世界に、日本は、本当になるのかどうか?

 すでに、「不正選挙」裁判では、 今、とんでもない事態になっています。

国家権力から離れて、とにかく、いい現実を創る事に専念したほうがいい。 私は、これまでどおり、こっち側です。 

 

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。