安倍の幕引きが近いぞ。変節・退陣での失脚か、病気引退か。

①今日の日経新聞

 日銀内では、黒田総裁が弱気になったことを歓迎している人間が多いことを伝えています。

 「第三の矢」を放つどころか、「矢」そのものが、抵抗にあって、作れなかった。

②どうも、安倍のお母様である岸洋子(岸信介の娘)が、もう、辞めてもいいと言い出しているらしい。

 岸信介は、アメリカとの関係が一番重要といい続けて、自民党を作り出した人間です。洋子ばあさんにすれば、 息子の晋三が、そのアメリカでは冷遇され続け、中国の習近平とで、圧倒的に待遇が違ったのですから、もう、見るに耐えなくなったのでしょう。

 わけのわからない健康法も実践しているくらいですし。

私は、2日前に、以下を書きました。

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さあ、こうした中で、日本はどうなるの? 

「尖閣」について、オバマが「話し合え」というのは、「ここに領土問題ある」と言っているので、 安倍政権のいう「存在しない」ということは、否定されています。 

まして、日本が、アメリカを離れて、独自で東アジアに動く(基盤を確保する)ことも、認めていません。 彼らの意識では、日本は、上納金を差し出す、合衆国内の一つの州のような存在でしかないのでしょう。私は、特別行政自治区といってきましたが。

 以上を踏まえれば、これまでの「国家」の次元では、今の日本は、外交的には、軍事的タカ派の「攻め」はもうできないことを意味しているのではないか。

一方、個人の命を大切にする、普遍的なハト派の立場にたって、日本は主導権を握れるかというと、今、ある現実は、それとは全く反対で、世界中から非難される状態に嵌りこんでいます。 フクシマ第一の「現実」隠し、そして、「慰安婦」と橋下の「風俗」推奨発言。

日本がどの方向に国家(統治機構、制度設計)を変えていくことが望まれているか、もう、詰め将棋のように、追い込まれていると、私には見えるのですが。 そう見えていない安倍は、転ぶしかないでしょう。

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もう、自民党内では、次が模索されていることでしょう。安倍政権がどんな形で終わるのかは、分かりませんが、次は、谷垣になるのではないか、というのが、私の見方。

この人の母方の祖父は、影佐大佐でした。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%B1%E4%BD%90%E7%A6%8E%E6%98%AD

http://kingendaikeizu.net/tanigakisadakazu.htm

自民党の現職の大臣では、一番、中国と話しやすい存在です。注目です。あと、選挙区は京都なので、下鴨神社の蛍火の茶会では、常連でした。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。