「フクシマは、人類史上最大規模の核実験、生殖実験、人体実験である。」byオノデキタ医師。で、日本は、なぜ、こうなった?私たちは、どうする?

真実の言葉を発する人が、マスコミや公職から遠ざかっていても、どんどん現われます。

東電の元技官だったオノデキタ医師は、フクシマ及び日本の放射能の状況についてズバリ言います。http://onodekita.sblo.jp/article/57016460.html

「優しい言葉で話しているからいつまでも決心がつかない。フクシマは、人類史上最大規模の核実験、生殖実験、人体実験である。この実験結果が出るころには、日本はおろか世界がどうなっているか。しかも、実験期間は5年足らず・

そして、この戦後の日本の医学会の問題点について、ズバリ言う医師がいます。 宗像久男氏。http://worldforum.jp/report/2011/10.html

日本の医師は、これまでガンは治らないと教えられてきた。 しかし、実は、治る。」 

宗像先生は、国際経済で学位をとった後、一念発起して医者になった方です。現在は、統合医学と言う考えを提唱しています。 そして、ガン治療(特に抗がん剤)が、これまでもっともカネがかかる(儲かる)医療だった、とも。

戦後の日本及び世界で、なんでガンが増えたのか? いろいろ複合要因もありますが、戦後、これまでの自然界ではなかった多くの化学工業製品(薬品、添加物)を人類が作り出し、そして、何より、ウラン由来の人工放射能が溢れ出してから、ガンは増えています。

そして、巨大なパワープラントから運ばれる電気に伴う電磁波、家庭の中に溢れかえる家電製品。

「家庭から包丁を追放」し、なんでも電子レンジでチン。さらに、オール電化住宅。 

21世紀にはいって、CO2問題を取り上げ、原子力ルネッサンスを言い立て、原発依存比率を50%にまで高めようとしたのが、日本の原発マフィア。

表面で、便利さをいいながら、自分の利益を求め、さらに、あえてガンを作り出していたのではないか、と考えたくなります。 ガンが、簡単に治り、消えていくのなら、医療費は劇的に減っていきますね。 

 そして、戦後、原発マフィアが54基も原発を造っていたとき、国民の目を絶対に向わせないようにしたことがあります。 それは、誰もの、自分の足元にある大きな潜在力です。

  いいですか?  まず、自然界のエネルギーを、すべてを、電力にする必要はないですね。 それに、遠くの外国からエネルギー資源を買う必要がありますか?  日本には未利用のエネルギーはなかったのですか? 

 エネルギーは、 産業用、 公共用(インフラの整備・維持、 医療施設、学校)、 一般家庭用 と各段階がありますが、これらを、すべて、一つ発生源で一元化する必要はないですね。

 エネルギーは、人間が生きるその場で、自分に必要なエネルギーについて、発生源は、なるべく近くに置き、しかも、変換の少ない形で取り入れるのが、もっとも効率がよい。 そして、危機管理がしやすいのです。

 風力とか、水力とか、太陽とか、バイオマスとか、いろいろ代替エネルギーが話題になりましたが、 戦後、一貫して、原子力マフィア(経済省・九電力会社そして電源開発)と家電メーカーが、もっとも国民に知られたくなかった技術があります。

 それは、地中熱のヒートポンプ です。 これは、熱交換を利用して、空調や、給湯熱を引き出す技術です。

アメリカやヨーロッパでは、もっともクリーンで安全な技術として知られ、実用化が進められて来ました。地中熱や貯水池の水温を使うものですが、これは、電気に変える地熱発電ではありません。

 室温で15~20度を熱交換で取り出し、さらに水温では、3度ずつ取り込んで最高80度まで高めるものです。 日本では、広島のミサワ環境技術が実用化に成功しました。 

 http://www.ecomisawa.com/geothermal_energy.htm

 たとえば、アメリカの大富豪(ブッシュ家やロックフェラーもそうですが)は、この地中熱のヒートポンプと、冬の間は間伐材の暖炉、さらに、自家発電機で過ごします。 何百キロも遠くから電気が送られてくるなんて、途中のロスがあるのみならず、いつ事故があって電力供給がなくなるか、安全上の問題が出てくるからです。

 これに対し、日本の官僚たち、原発マフィアが考えたことは、国民の生活を人質にとって、原発で作った電力を永遠に買わせ続けることでした。 そうして、ムラの人間たちが、いつまでものうのうと利益をこうむれる体制を維持拡大すると言うものでした。

 反原発デモ、私ももちろん大賛成です。 今月は21日に東京で皆神塾がありますので、その前日の金曜日には、なんとか参加したいと考えています。

 私の考える代替案は、 現在の電力会社に、極力、依存しない暮らし方を実践する、というものです。

 熱交換ヒートポンプ では、水は80度まで熱が上がるので風呂も給湯も十分。もちろん、夏の空調は、これで十分にまかなえます。冬場の足りない室温は薪炭を使い、家庭で必要な電気は太陽光発電と天然ガスの発電機でいい。

原発を止めて、日本中で、この地中熱を再利用をすれば、住宅建設とインフラ整備に、多くの需要が見込めます。地域の自立型の社会構造に転換が出来ますし、国内の景気回復にもなります。これを国策に決めたなら、そこに新規に導入する時には(エコカー減税をしたように)、補助金、もしくは、減税措置をすれば、普及が拡大します。(もっとも、私は今の政府には、期待しませんが)。

 各家庭、各企業が、自分でエネルギーを自給できるようになれば、無駄な送電線はなくなります。景観が飛躍的に改善します。あとは公共施設と事業用施設(工場)の電力ですが、どちらも独立して自給することは可能です。

 日本を良くするアイデアはたくさんありますが、これまでの体制を維持したい官僚と業界側がバカで自己顕示欲だけの国会議員を騙し続けます。 ともかく、エネルギーに関しては、自分で出来ることは自分でやって、国会議員に対しては、徹底的な自由化法案を作らせるのが先です。

 冒頭に、オノデキタ氏の言葉を書きましたが、本当に、今はとんでもない非常事態であることを、私たちは、まず、十分に自覚し、ここと向き合うことからしか、未来は開けません。 

 いろんな意味で、まず、生存のためのセイフティーゾーンが必要です。農業者の方としっかりと連携しておかないと、大規模災害の後などは、とんでもないもの(分かりますね)が、政府から配給されることになりかねません。 まず、自律と自立です。

 

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。