日本の公共事業に外国企業が。外国の公共事業に日本企業が。一方、宝石のような町もできる。

TPPで、すべての関税が撤廃される時、何が起きるか?

全業種で、すべての業務について、国境を越えた最適な組み合わせが模索されます。

公共事業についても、外国企業が日本の道路修復を行ったり、逆に、日本企業が海外の橋を架けに行ったり、あるいは、国境を越えて、多くの企業・専門家同士で共同受注に向けて連携するようになります。当然ながら、それぞれの公共事業の進捗状況については住民市民の側から監視し、不正や遺漏があった場合には、強制的に改善させる法的措置が不可欠となっていきます。

 国籍を越えた受注者による事業現場では、個々の企業や、その企業が抱える人間個人のもつ能力・スキル・経験は、誰にどのように評価されるのでしょうか? それは、あたかも、サッカーの有名クラブと、そのクラブに所属する選手のような関係になると予想されます。

 選手が憧れるクラブもあれば、 クラブ側が、どうしてもほしい人材として選手を指名することもあります。また、そうしたクラブ組織に関係なく、個人で仕事の達成度の基準を持って、助っ人として働くこともあれば、

もともと、そうしたグローバル競争に関係なく、自分にとっての居場所はここだと、自分が認める場で、その能力を発揮しつづける人間もいるでしょう。

 一方、自由競争が広がると、その反面で、逆に自分の独自性を強烈に打ち出す地域も現われます。何にこだわるかは、その地域に暮らす住民自身が決めることで、それは、国家に依存せず、世界中から、その地域が誇る趣旨に対し賛同者を募り、支援を引き付けながら存続するでしょう。

 その地域をまとめるのは、単なる利益ではなく、 地域に対する 愛情 にほかなりません。

たとえば、工場は完全にゼロエミッションで自然の風景の中に隠れさせ、道路では自動販売機が禁止され、全ての電力を地域内の小電力発電でまかない、手作りの農作物とその加工品、みやげ物、そして、定期的に開かれる芸能の催しで、国内外から人を引き付け、サービス業と観光業で発展する。

私が、最近、気になっていること。

明治維新の「文明開化」以後、完全に日本人が忘れてしまったこと。

それは、 静寂 の持つ魅力です。

エンジン音、モーター音、機械音など、 本来の自然環境になかった音が巷にあふれていることで、私たちは、花鳥風月の多くのつながりを、忘れています。

その上、とんでもないくらいの量の電磁波が飛んでいます。

太古の直感やインスピレーションに替わって、現在のIT技術が高度化して、多くの真実を伝え合うことは、

ウソのない信頼関係を拡大していくのには、大きな効果を発揮します。しかし、それには、まず、一対一での信頼関係が成立していることが先決です。

日本の公共事業など、政府発注事業が、国際競争以前に、国内でも特定業者だけに守られているのは、おかしな話です。 しかも、随意契約が多く、その内容をきちんと検証することもないまま、既得権として固定されている。

「公」は、固定ではなく、時代と共に、その姿も、あり方も変わっていきます。

「公」を決めるのは、有権者です。つまり、私たちです。 地球全体の中から、「これは使える、参考にしていい、もっと教えてもらおう」を、どんどん、取り入れていくことが、町(生活域)を活性化させていきます。

日本の文化(おまつり、料理、縁日、お彼岸、能、歌舞伎、和歌、川柳、書道、和紙、和風の建築・美術・音楽など)は、どんどん、海外からも歓迎されるし、このときは、私たち自身が、その先生になれます。

さて、TPPやグルーバリズムを考える時、「文化」が壊れるという主張がありますが、戦後の過剰な利益追求が、地域の風土と、地域の文化を、壊したことを忘れていけません。

チェーン店、パチンコ屋、大型ショッピングセンターが、どれほど、地域社会を壊してきたか。

昔に戻すのではなく、 地球全体で見て、自分たちの暮らす地域を、如何に魅力的にするか? この視点で見直すこと。その上で、海外の人との連携も考えましょう。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。