森友も加計も、安倍夫妻の関与が、もう、文書でどんどん明らかになる。
忖度官僚たちも、ますます惨めに。
アメフトで、「潰せ」を実行した日大生は、きちんと証言したのに、権力に近い人間たちは、もう、末代まで恥さらしだ。
安倍晋三が2012年12月に、総理に返り咲いてから、この日本国を、宗主国のアメリカはどうしようとしてきたのか?
人間宣言した昭和天皇ヒロヒトから、東京裁判で戦争責任を外した時から、この列島の統治体は、明治の中央集権体制のまま、
アメリカという、軍事大国・消費大国の手の中に落ちた。その司令塔が、ワシントンDC(コロンビア特別区)。
それが、いまでも続いている。
ワシントンDCは、金融ワンワールドの深奥からの指令で、昨年来、曲者のトランプを指名していますが・・・
野田が、いきなり、衆議院の解散を言って、安倍晋三に復活の道を開いた。
なぜ、安倍晋三か? 一つは、軍事緊張を煽らせ、原発事故被害の実情と、事故の真相をごまかすこと。
もう一つは、強い内閣になって、日銀・司法を含め官僚たちを服従させること。
これは安倍本人の意思よりも、もっと上(日本で独自地盤をつくった戦争屋)からだった。
安倍の「美しい国」は、戦前のノスタルジーと、国家とは関係ない列島民の民度の高さに甘えたもので、
こんなのは、実際の統治体の姿と、それが置かれた国際環境(「敵国条項」対象国)を無視した、妄想ファンタジーでした。
財界と金融ワンワールドにすれば、民主党時代は、日銀の白川が日銀マネーをじゃぶじゃぶにしなかったし、それを、政治が覆せなかった。
宗主国アメリカの最大のテーマは、マネーで、これが、アベノミクス、中でも黒田バズーカだった。
「311」の地震と、福島原発に、真剣に向き合うとき、まともに日本国民のイノチを考えるのなら、
これまでの経済最優先の国家運営は変えざるを得なかったはずだが、マネーは、アメリカ主体の金融資本を大いに太らせ
(株の、年金と日銀での買い支え)、日本国内は「コンクリートから人へ」の真逆になって、しかも、お仲間最優先になった。
民主党の鳩山であれ、菅であれ野田であれ、いずれも原発マフィアとは戦えなかったが、
安倍になって、原発マフィアは、最大の味方(忠犬)を得て、より激しく積極的になった。
今、経団連の次期会長に日立製作所の中西会長が決まったが、なんと、事故等のリスクをすべて日本側が抱えると言って、原発をイギリスに売った人物である。
とんでもない請求書が来るかもしれませんな。
安倍晋三という人間は、日本国民を弱らせても、人口を減らしても、これまでの中央集権の「網」を、維持するために登場した。
その「網」は、世界経済を支えるために、安倍時代に、そのまま強まった。
もっと正確に言えば、それは、米ドル基軸の金融資本たちを、これまで通り儲けさせるため。
安倍政権について、すこしでもいい面を探そうとすると、どうしても、運命論的な言い方になる。
この政権は、金融ワンワールドが、東アジアの緊張状態を終わらせるためと、
その、醜い、中央集権の忖度支配という、真実の姿を、日本国民に教えるため だったのかもしれません。
戦前の皇国史観に基づいて、「天皇のために死ぬのが美しい」と教育した「網」は、
これは、単純な日本の国家主義者だけの意向ではなく、あえて日本をそうさせる意思が、幕末から明治に、世界的な要請からも、あったと考えられます。
列島をそのままの体制にして、それを手繰る立場を戦後に得たのは、アメリカと日本に巣くっていた戦争屋。これが東アジアでの最後の戦争を求めていたけど、金融ワンワールド側の一部で、2013年から変化が出た。
明治に、薩長土肥によってできた、日本列島の「網」自体、イギリスのウインザー朝とイエズス会、そして、スイスによってつくられた「金融ワンワールド」、すなわち、タルムード・ユダヤが作り出したものだった。
彼らは、戦争大好きな、冷血人間の集まりで、その中での、最高傑作の「網」が、近代日本だった。
南シナ海での日中の戦い。これには、陛下の「退位のご意向」表明で、機先が封じられ、そのあとに、本格的になったのが、半島情勢。これには、38度線の停戦ラインの解消=南北統一が、同時進行だった。
これも、陛下の「高麗神社行幸」で、 「やらせ」終わりとなりました。
昨日、 国会の証人喚問で、元理財局長の佐川君が、ない、と言っていた資料が財務省から出てきた。
まあ、なんという国か?
5月9日に、李克強と文在寅が来て、日中韓の首脳会談となった。今、中国の人民元、すなわち、中国経済(経済規模が生み出す富裕層)なしには、アメリカも日本も、国内経済が回りません。これが、現在の世界金融情勢の本質だ。
これまでの、日本列島にある「網」では、その中にいるサカナがどんどん入れ替わってもいい、その「網」で、これまで通り、アメリカに資金を流し、原発マフィアや官僚機構、そして、明治以来の門閥家族に、きちんとお金が回ればいい。
この5年間は、この国の為政者は、ずっとこんな考えだったのでしょう。
「網」を、変えることができるのか? ここが、一番のポイント。
どういう「網」がいいのか? この視点がないと。
明治になって、神武を実在と言い、その血が、日本国民に流れている、とした神武ファンタジー。
最後は、アメリカと戦争屋、そしてその下で、アホバカ政治家とそれに忖度する官僚によって、
いいように血を吸われ続けてきた、(お仲間以外の)列島民。。
このままで、列島にどんな未来があるのか?
中国・韓国・台湾・香港・ロシア・中央アジア・南アジア・東南アジア・オセアニア・ユダヤ・ヨーロッパ・中東アラブ・南北アメリカ・アフリカ・ポリネシアなど、
みんなと楽しめる、世界史をつくろう。 その中で、日本を浮き彫りにすることから、始めよう。
半島問題で米朝が和解する6月12日が、神武ファンタジー消滅記念日。直前までゴタゴタだけど。
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この記事を書いた人
新井信介
1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。