15億人が暮らす中国で心身ともに健康は何人か?中国の環境問題は自力では解決不可能。21世紀の康煕帝・雍正帝が必要だ。

以下は、驚愕の数字です。中国に、工業化都市化は、全く向いていません。
中国は、とんでもない競争社会で、騙しあいのワイロ社会。その上で、公害満載社会。
普通なら、まともに心穏やかに暮らせないでしょう。そんな国が私達のすぐ隣にあって、
しかも、世界経済にとって、重要なダイナモです。
以下は、サーチナが伝える中国政府の報告です。実態は、もっとひどいでしょう。
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中国の国家発展・改革委員会はこのほど、中国で現在開催中の全国人民代表大会と中国政治
協商会議(両会)で、『中国共産党中央の国民経済と社会発展の制定に関する第12次5カ年
計画の建議』に基づき、中国の発展の不均衡さや不調和、持続不能とする10の問題を提起した。
チャイナネットでは、同委員会が両会中、「中国の国民の約4分の1が、きれいな水を飲む
ことができない」と示したことを大きく報じた。
両会で取り上げられた問題は、
◆経済成長における資源環境の制限・強化◆投資・消費の不均衡◆収入格差◆科学技術の刷新
能力の低さ◆不合理な産業構造◆農業基礎の脆弱さ◆農村部における発展の不調和◆就業者
全体の圧力や構造性の矛盾◆社会矛盾の増加◆科学発展の体制の障害――など。
特に、資源環境については、「中国人は、大気、水、土壌の深刻な汚染を受けており、生態環境
の問題も突出している」などと問題視している姿勢が強調された。
 中国の国家発展・改革委員会の報告によると、中国におけるエネルギー資源の総量自体は
豊富だが、1人あたりの保有量は、石油、天然ガスで世界レベルの約15分の1、水資源は約4分
の1と少なく、分布も不均衡だという。また、中国における石油、天然ガスの埋蔵量などは今後
15―30年分で枯渇する恐れがあり、現在の発展スピードを継続した場合、2020年までに中国で
のエネルギー需要総量が50億トンに達し、ガス、原油の対外依存度も65%に高まるなど、高価
な輸入品に頼らざるを得なくなると予想。
「大規模な工業化、都市化には向かない」とされる中国の国土の約70%が今後、土地や水など
の資源不足から、制限が強化される可能性もあると示した。
同委員会はまた、世界水準の3分の2にも及ばない森林率(18.2%)をはじめ、全土で進む砂漠
化(約174万平方キロメートル)、草原の約 90%の退化、全国の地表水の約26%の汚染、東シナ
海など近海における重度の汚染などを挙げて「国民の4分の1に衛生的な飲用水がない」などと述
べ、経済発展における生態環境の重要性、早急な対策の必要性を訴えた。(編集担当:青田三知)
サーチナ: 011/03/09(水) 11:41

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今の中国人は、国家としての「日本」を見下すばかりですが、
美しい日本の風土をどうしようもないほど憧れます。人間性、マナー、職業倫理。
中国人を指導する、国家を超える「権力体」が現われないと、東アジアはまともになりません。
私が提唱する、「文明のスタンダード」から「新文明」への移行が、
もっとも強く求められるのが、実は、中国社会なのです。
しかし、環境を壊しても(どんなに周囲に迷惑をかけても)、個人の目先の欲望を優先して
しまう原始的な理性から、どう、周囲のイノチとの調和を感じる理性へと、突破できるか、
これまでは、厳罰の徹底という、国家権力の強制力しかなかったが、それではいつも抜け道
が用意された。 
 野蛮で粗暴なままの人間では生きていけない仕組み、さらに社会システムそのものが、人間
の行動を自動的に規制し人格まで変えていく仕組みを、世界の英知は考えないといけません。
 秦の始皇帝以来の「人間改革」に繋がる、優れたシステムとその実例が必要になります。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。