12月に入り人類社会の次元がまた進む。太陽はさらに強く金色の光輝を放つ。2日朝、NHKは首都直下地震を警告。野党は「内閣不信任」案を準備か。

11月30日夜、1日のレジメを完成して外に出ると、本当に見事なシリウスの光。翌朝、大阪に向かう朝7時30分、太陽の光が金色で光輝そのもの。車で飯山駅に向かって走る時、本当に気持ちよかった。
今回、大阪での皆神塾は半年ぶり。前回は樋口英明ご夫妻が顔を出され、うれしい驚きだった。しかもあのときは服部順二さんも来た。
今回は会場がほぼ埋まっていることが嬉しくて、まだ開始前、おもわず天候の話題を言いたくなり、シリウスの話を始めてしまいました。
オリオン座の左下にシリウス。右上にはプレアデス。
反対の北には不動の北極星と北斗七星。星のサインのみならず、星との情報交流をする。
天帝(太一)がいるのが北極星。それを取り囲む天帝の輿車が北斗七星。
これが天空の大時計となっている。この関係は2万年前から変わらない。
地上に人間として生まれたことを天に感謝。まず人間として「今」を楽しみ、徹底的に「今」の仕組みとそこに生きる仲間の生態と心を知る。これは、自らと天地の関係のみならず、天と人間社会の関係、そして、人間社会の中での統治体(皇帝中心の規範の「帝郷」)と、自分の境遇・意志まで考える。

今、地球上の統治体(国家)と、市場(マーケット・消費動向)の関係が離(壊)れている。ITインタ-ネットは、どんどん、国境や民族、宗教、貧富、知的蓄積(経験知)の壁を越えていく。この地球上に生きる人間は、だれもが皆、自分自身を喜ばす、リアルでの「本物」を捜している。

もちろん、まだまだマネーに囚われている人間が多いが、同じ「愛好」「嗜好」「価値観」を持つ者同士が簡単に、急速に、しかも広範囲に繋がり合うことで、共通の夢をもつことができる時代になった。
もちろん、この時代でも(いや、この時代だからこそ)、「情報の出し手」本人の人間としての「信頼性」が、その「繋がり」をさらに発展させるかどうか、のカギになる。

「予定調和はない」。
これは、「自分で、<お気に入りの未来>を創り出せばいい」と考えるものには、本当に自由な時代の始まりですが、ここで、自分の世界を支えるものとして、「まず、マネーありき」と考えるものには、国家や既得権との折り合い・交渉において、迷い・苦しみ・忍従があって、しかもそこでは往々にして、「裏切り」や「落とし穴」が待っているのではないでしょうか。
できるなら、マネーがなくても、未来に向けて同じ心を持つ者との間で、労力や知恵、人脈をシェアする中で、いい現実を創り出していきたい。

1日に難波神社でも話しましたが、今の中国の強さは、膨大な人口でひしめき合った、複雑な人間関係の中で暮らしている人間が、いろんな形で生存のための相互扶助のネットワークを、それぞれの人間が持っていることです。いうところの「幇(パン)」ですが、これが「スマホ決済」と結びついていることです。
特に、地方農民や低所得層は、これまで、共産党政府からの「美味しい話」にはありつけず、無視され、時に犠牲になってきた。しかも、内陸奥地では、生産物の売り出しにしろ、自分の存在にしろ、それをどんなに背伸びしても、自らを認める人と出会い、正当な代金を入金する術がなかなかなかったのですが、これが、急速に改善しています。
それがネットのチカラで、自分の存在を教え、商品を告知し、しかも、どんどん都市部や遠隔地の人間を、その購買情報の中に呼びこむことができる。
もう、9億人が「スマホ決済」。しかも、マネーの送金も簡単。
だから、すぐに、「幇」とともに、事業資金をあつめることも、マネー決済することも可能。
もちろん、誰が誰と繋がっているか、その動きを北京の中央政府は全部、監督できる体制になっていますが。

北京政府という統治体が、自らが領土とするエリアでの経済がどんどん外部世界と溶け合い、融合する。習近平は、1971年7月に北京を台北に替わって、国連での中華民族代表政権にする根回しをしたキッシンジャーに、11月22日「覇権を求めない」と約束した。
すでに北京政府は一昨年前までに人工衛星「北斗」を地球全体をカバーするところまで完成させ、「華偉(フアーウェイ)」は5Gからさらに6Gに進んで、人間の意識の伝送まで可能な技術を確立し出していた。ここで、アメリカ版GPS衛星がつぶれ、米ドル経済圏が破たんすれば、人類世界は、この中国の「人民元」と「北斗」に頼らざるを得なくなる事態が出現する。こうなってしまう現実的可能性がアメリカの安全保障上の脅威であり、トランプ政権になって昨年10月から一気にリアルな課題となり一年かけて、今、「一帯一路」での人民元経済圏が、戦後のドル経済圏と平和裏に支え合う状況になった。これによって、アメリカは、戦争屋DSのグローバリズムが創り出していた覇権争いの「破滅的な危険性」を、静かに消していくことができます。

実は1日の大阪では、皆神塾初参加の人が多く、その中に高知の女性が来ていて大阪泊というので、翌日朝食後、「新井ワールド」の件でお聞きしました。なにしろ膨大なので、どう整理したらいいか、意見を聞きたかったのです。
その後、京都に向かいました。ここ数年の関西の常連さんで、政治家の動静や星のめぐりのヒントを時々、私にメールくれる方と会うためでした。また私は大阪では三次会まで残ってくれた方に携帯電話を教えたのですが、姉妹で参加された方から朝cメールが来ていていたので、京都に行きますがジョインされますか?と誘うと、非番で時間が取れるということで、一緒に会うことになりました。
JR大阪駅から新快速にのったとき、隣に明らかに中国人なのですが白人も混じっている一団があって入り口の補助いすに腰掛けていました。とりあえず、英語で、
どこから来ましたか?と聞いてみました。ロスアンゼルス。
何しているの?UCLAの薬学分校で教授をしている。
これから、どこに行くの? 伏見稲荷にいきたい。
その神社は、いつごろできて、どんな由縁があるか知っていますか?
 教えて。
というので、ここからは、中国語。私のいつもの歴史系図をだして、自説を簡単に開陳すると、
貴方は何をしている人なの? と聞いて来たので、この日本列島にどのようにして王権が生まれ、それがいかにして、今の天皇になっていったかを研究している。と答える
 じゃあ、大学の先生?
いや自由にやっている。過去だけじゃなく、現代の政治経済も研究しているし、独自で勉強会ももっているから。実は昨日、それが大阪であったんだ。
 で、中国語旨いね、となって、いろいろ話してくるので、
貴方は、いつ大陸からアメリカに渡ったの?大陸の故郷はどこ?などと訊くと、1996年。生まれは湖南省来陽市で、上海科学技術大学を卒業だという。
年齢を聞くと1964年生まれ。じゃあ、俺の方が「哥哥(アニキ)」というと、教授はニヤリとする。
奥さんらしき人がスマホをだしてて写真を撮りだす。じゃあ、それ送って、といって、私のメール・アドレスをおしえる。
で、教授はさらに、見た目は若いじゃないか、とお世辞をいうので、30年前はもっとカッコよかったよ。商社の北京駐在時代には中央バレエ団のバレリーナと恋をして結婚を考えたけど、フラレれちゃった。
なんで?と訊くので、俺以外に他に男がいたみたい、というと、一同みんな大笑い。

で、予定を聞いたら、神戸から来て、伏見稲荷とそれ以外に素敵な神社を回って、本日中に戻るという。
それなら、伏見稲荷行くついでに、ぜひ宇治に行って平等院を見て。そして次は、神社というなら、八坂神社と平安神宮だから、宇治からの帰りはまた京都駅にまで戻って、地下鉄で四条で降りてっと・・・。

こう話しているうちに京都駅に入線しだした。そうそう彼らのお目当ての「伏見稲荷」は京都駅で奈良線に乗り換えて、「稲荷」駅に行くのだけど快速は通過してしまい、普通車しか停まらない。ちょっと心配になったから、京都到着後、その車両のところまで案内した。とても喜んでくれた。
で、
「ロスにくるときには、必ず連絡ちょうだい。」
おっし、これで、また友達ができたな。

京都駅の中央改札にくだんの女性たちが待っていました(いや、待たせていました)。
八坂神社の石段下にある、鯖寿司屋「いず重」の大将から、10月12,13日の台風19号のとき、テレビニュースで、被災地に「中野市」と出て、私のことを心配して電話を戴いていたので、彼女たちを連れて行きました。
3名は、いずれも魔女さんでした。皆、曰く「これから、大変。」
そのとおり。でも、その先は、明るい。
野党は内閣不信任案を準備だというが、今回は相手が清話会で、しかも、原発マフィアで、司法まで一体になっている、強烈布陣だ。
今日3日、中野市図書館にいくと、中学時代に一年年下で、一ツ橋を出て~物産を辞めたばかりの人間と会う。
「公職選挙法違反」「政治献金規正法違反」。これを見逃す検察はありえないだろ~。
これは検察審査会に怒鳴り込んでいい案件だよね。特に誰かさんの弟の岸信夫は、一時、住商にいたやつなんだ。
一体どうやって、この国を糺すんだよ~、と。

まあ、どうなることやら。
次回、東京皆神塾は14日(土)。国会の会期は今週の金曜日まで。
あいつら、もう、何をやるかわからない。2日朝にはNHKは東京直下型地震の発生の危険性を、学者の解説入りで伝えていました。解散総選挙の前までに、まさか、誘発させることになるのか?

あと、16日(月)の内幸町は、樋口英明さんの講演会で、村田光平さんは来賓として呼ばれたもので、講演ではなく、挨拶するとのことでした。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。