透徹した考察「リアルとファンタジー」。『般若心経』の著書を戴いた方からメッセージ「精神宇宙は三層構造。超越意識。潜在意識。顕在意識。私にとってリアルな世界は、超越意識です」

おはようさん。

今日の話は、少し難しいです。
何がリアルか、というそもそも論でもあります。
リアルをどう認識するか、リアルとして何を認識しているのか、
という、次元の話でもあります。

面倒な話ですが、よかったら、付き合ってください。

私自身は、今のこの3次元空間に、徹底的にリアル(実態)に拘って、
新しい「未来の現実」を創ることを、自分自身に課しているものですが、

リアルに対比されるファンタジーに関し、以下の考察が届きました。
あの「般若心経」の著書を送っていただいた好本様からです。

・・・・・・・・・・・・・・・・
新井信介様

 新井先生が使われる「リアル」と「ファンタジー」について、
宇宙には様ざまな可能世界が存在すると思いますので、その可能世界の、
ほんのひとつの好本版における「リアル」と「ファンタジー」に
ついて考えてみました。

 私は、精神宇宙は三層構造だと思います。
 超越意識。
 潜在意識。
 顕在意識。

 私にとってリアルな世界は、超越意識です。
潜在意識と顕在意識は、今、地上において そこを旅している と
いう意味で極めて重要な世界ではありますが、リアルではなくて
ファンタジーです。

ファンタジー世界の旅が重要な第一の理由は、学び方の選択によって、
今ここで超越意識に向かって旅できるという点に存在すると思います。

 仏典に「天人五衰」のエピソードがあるように、
ファンタジー世界でも波動域の高いところへ昇ると天人の美しい世界が
広がりますが、その世界ですら五衰の運命が待っています。

リアルな世界とは、永遠性、絶対性、普遍性を兼備した世界だと思い
ます。 その世界が、諸行無常を旅する人間の本質として、今ここで、
その輝きを人が見つめるのを待ち続けていると思います。

 人様はさておき、私個人の顕在意識と潜在意識の認識力は、
いっさい当てにならないものだと思いますが、
しかし、その認識力を駆使して 今ここのファンタジー世界を旅する宿命
のもとにある人間には、全員に、その宿命を越える祝福が注がれていて、

それを正面切って見つめて生きるのか、
その祝福に目を閉ざして生きるのか、

人間の自由、というありようは 
一種すごい宇宙の定めのように感じます。
ファンタジー世界の最大の怖さは、
潜在意識に、地球人類の営みすべてを壊滅させる「負のエネルギー」が
蓄積している点にあるようです。

(このエネルギーが堰を切って地上世界にあふれ出さないように毎日24時間コントロールしておられる守護の神霊のお働きは、極めて有り難いと思いますが、もちろんこれもひとつの可能世界の考え方です。)
 
赤いマグマのように荒れ狂うこの「負のエネルギー」は肉眼では見えませんが、たとえば宇宙連盟のような存在には「丸見え」のようです。
このファンタジー世界を、未来に向けてとことん充実させて旅する
には、どうしたらいいのでしょうか。

凄まじいほど蓄積された「負のエネルギー」がまるで見えない人間
には、そして、その存在を類推する必要性すら認めない人間には、
そのエネルギーへの対応は夢にも考えられないでしょうから、
私たちの諸行無常の世界はこれからどうなるのでしょうか。

私は、(これは、どこまでも、ひとつの可能世界の考え方ですが)人間は、超越意識を真剣に見上げながら今ここを旅することによってのみ、ファンタジー世界を最高に充実させて創造的に旅することができると思っています。

好本

・・・・

最後のこの部分

 「超越意識を真剣に見上げながら今ここを旅すること」

私は、今ここを、どう見つめるか、
 という次元(視点・視座)で、

地球で実際にあった事実(ファクト)とそれを生み出した人の意志作為
  を合わせ、「リアル」とし、

すでに、今、そこにある現象・事象、与えられ言い伝えられている
情報・伝承・理解が、全くの事実・実態でなく、だれかの観念で
組み立てられたものを、すべて「ファンタジー」 としています。

よって、

 「国家」の枠 も
 「神(の概念)」 も
 「マネー」も、

誰かが創作したもので、これらも本来ファンタジーだ、と
考えます。

人間の意識は、好本氏が指摘されるように、

きわめて個人的な日常生活での感覚・損得勘定・幸福感・帰属意識などから、

自我を大きくした、同胞意識、共生意識、伝統継承、未来創造の意識

さらに、そうした自分を生み出した、大元の意識にまで、

いろいろと認識・知覚される内容も段階も、重大さも様々です。

今、この地球の人間時間で、2020年8月は、どんな時期なのか?
人類種として、何が試されているのか?

「グレート・リセット」とは、何か?
何をリセットするのか? 
何で、リセットしなければならないのか?
これまでの人類の歩みとは、どのように違う歩みになるのか?

これの真相・実態を知り、その主役になるのは、
いったいどんな意識の人なのか?

私は、ここでは、自分自身の「夢」を語るにしても、
今の現状の理解において(自分自身の存在も含め)、
「ファンタジー」に嵌っていることを理解できないままでいる
状態だと、

とんでもないところに、連れていかれるのではないか、と
危惧するのです。
イルミナティーは、
地上に生きる人間の「心の枠」を次々と作り変え、
かれらにとって都合のいい方向へと、人類を向かわせるからです。

自分の尊厳をどこに置くか、
ここに、判断の基準を置くにしても、
その尊厳の基になる人間社会は自分個人の認識という点で、
「国家」「神(の概念)」「マネー」をどう捉えるか、
この時点で、彼らの罠にはまっていては、悲しい結末になります。

罠を見抜け。 これが言いたいこと。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。