こんにちは。
長野県北部はもともと日照時間が日本で一番長く、冬の降雪の雪解け水が田畑を潤す大地でした。そのメインの水流が千曲川です。
それでも、一年に降る雨の3分の一が一昼夜で降るとどうなるか?こんな事態は、想定外でしょう。我が家も雨漏りが発生しました。
千曲川が犀川の水を集めてから、少し右にカーブするところが長野市の穂保です。ここに北陸新幹線の車両基地があります。この穂保の堤防が決壊してしまった。その前にも上田などで氾濫は何か所もあったが、これは越水でした。中野市でも信州中野IC近くの立ヶ花や栗林で氾濫(越水)し、農地に水が入りましたが、こっちは堤防の決壊にはなりませんでした。
しかし、立ヶ花橋、今井橋が通行不能で、しかも、長野電鉄も運休で今、中野市は陸の孤島状態です。
でも、水も農作物もありますので大丈夫です。20日の東京での皆神塾の前には、橋も電車も開通しているでしょう。
今回の台風19号は小笠原の手前から、ずっと東経140度から東にずれずに北上し、その間に勢力をどんどん増強した。そして昨夜に静岡の伊豆に上陸すると、一気に北東に駆け抜けた。この間の、エネルギーの蓄積と一気の放出。そこに人工の作為を感じないわけにはいきません。
つまり、気象の「ニューノーマル」とは、人為によるのか? ということです。
今回の被災者は広範です。しかも、こうした状況のなかでも、ラグビーの試合を開催できるようになったと、自らを誇らしげにするのが、今の為政者、そして財界です。
今回の台風被害では、今のところ、死者の数は幸いにも20名に達していないようですが、今後もこうした巨大台風が続くのは間違いないのでしょうが、しかも、そこに「作為」があるのなら、これは、重大問題です。
明治以来の中央集権と、財界主導の国家体制。これが行き詰っていますが、日本国の経営資源を、どう使うのか? 今の国会の議論は、一般会計の中だけのことです。
今日の朝9時のNHK討論では、N国党とを「れいわ」以外の各党の代表が参加。今回の災害に対し、被災者の救済に、十分な財政出動をすべし、との声は一致していました。このとき、「これまでの枠組みにとらわれず」といったのは立憲民主の逢坂議員でした。
中には、個々の自治体が独自で発電機を持つべし、という意見もあり、ようやく、小規模分散のエネルギー体制の声が出てきた。しかし、まだ、「自律自立」の声はない。
一方、関西電力の汚職問題は、完全に、財界と政界と地方の構造問題。ここに、自民党も財界も、真剣には立ち入らないでしょう。
さあ、私たちは、どんな政府、というより、どのような統治体を求めるべきか?
通貨に関しても、MMT議論を持ち出して、何をするのか?
一般会計や特別会計だけでは、これまでの枠組みに縛られたままで、もはや対応不可能でしょう。
イノチの次元からの、必要なところに機動的にマネーをだす、マネーの再構築をしましょう。
もう、財界(経団連・日商)と労組のいうことを尊重する時代は終わりました。
彼らは、まず、自分個人や会社の金儲けのために、国家権力を使おうとします。
そして今の政府と財界は高級で釣って、官僚と検察も仲間にしたままで、これまでの体制を維持しようとします。
今回の台風で良かったことを一つだけあげるとすれば、私たちは、誰もがリアリティーの中に生きざるを得ない運命だ、と知ったこと。その上で、国家という、「道具」をどう使うのか、このときの主権者は私たちだということ。
被災者をどうするか?
ここには、その地で継続してそのまま生きるか、あるいは、移住して別の生活をするか、を、本人に選択させる意味でも、いまこそMMTでのマネーの供出が必要です。
その上で、今後も続く、自然災害やシステム破壊にどう備えるか?
いまから、その議論が必要です。「千人詰め」の智慧を生かすときです。
バクチや原発を肯定する人間を、国家権力の場、すなわち政界から払拭する。これから始めないと。彼らは、厄病神どころか、その本質はとんでもない・・・。
まあ、こんな言葉はここでは言えない。
ところで、今、英語で最新流行になっている、「カッコいい」を表す言葉を知っていますか?
Cool(クール) なんていう時代は、もう終わった。
今は「息き詰まる(ほどカッコいい)」で、You are breathtaking.(ブレステイキング)
これは、『スピード』『マトリックス』の主演男優キアヌ・リーブスの最新作、『ジョン・ウィック』がパート3の宣伝で、ゲーム会社のキャンペーンに登場した場面で、使われた言葉から来ています。
パート3の副題は、ラテン語で『パラベラム』…’Si vis pacem, para bellum (=If you seek peace, prepare for war)「平和を捜すなら、戦いに備えよ」です。