国家権力を掌握した原子力ムラと官邸は、関電のみで逃げ切るための準備を昨年からしていた。by古賀茂明

今回の関電幹部への資金供与事件について、元経産省官僚で、
「Iam not ABE」を主張してきた古賀茂明さんがツイッターで以下のコメントをしています。

古賀茂明@フォーラム
関電疑獄
官邸は昨年から準備
だとすると、政治家ルートが簡単に出てくるはずはない
福井の議員?のこととか心配すればなおさらですよね
周到なマスコミコントロールで関電役員と元助役を悪者にする作戦
菅官房長官とその子分菅原経産相との連携で、驚くほど早い関電切り
自分たちは逃げ切るつもり。

このツィートをみて、今朝は心が痛んでいます。
「原子力ムラと一体の安倍政権は、ここまで病んでいるのか」と。

…官邸は昨年からこの事案が出ることを知り、それに準備していた、という。
金沢税務署はそうした準備が整った後に、告発を受理した、ということ…

次の「福井の議員のこと」とは、稲田朋美元防衛大臣が浮かびますね。
さらに、「周到なマスコミコントロール」で
  「関電役員と元助役を悪者にする作戦」
菅官房長官と今井尚哉補佐官が、東電を守るために、関電のみにした。

そして安倍総理が国連から戻った翌日、9月27日にニュース発表。

Qたちが本格的に動きだしたのは、7月からです。

ここで、気になります。
Oたちは、東電、さらに日本の原子力ムラを、どう捉えているのか?
 準備ができたので、大統領、この席にお座り下さい。
これだけなら、トランプはこの発表に関しての協力者であり、それは、
日本の原子力ムラの延命を、まだ認めるという立場になります。

確かにトランプには次の選挙があるので、そのために、
「なんでも引き出せる道具である日本は、そのまま取っておいた方がいい」という考えもあります。
一方、原発ムラの存在については、日本国民に全体に、構造的な問題があると今は周知徹底させた方がいい、ということまで判断してのことかもしれません。

「白い紫陽花」・・・移り気 だからなあ。

トランプは、決して日本国民の「イノチ」と生活のために動いてはいない。
安倍にしろ、日本の経済界にしろ、官僚組織にしろ、使えるだけ使う、腹でしょう。

古賀さんは、官邸はこの案件が出ることは承知していたから、すでに備えてある、と。
今、明らかに「有罪」と思われる事案でも、なんら、警察検察が取り上げません。

大阪の松井一郎市長にしても、株主代表訴訟を言い出したのが30日月曜です。
それまでに官邸と相談し、「(準備してあるから)言ってもいいよ」との感触を得ていたかもしれません。

松井市長が表明通り、まずは、きちんと訴訟をするかをじっくり見なければなりませんが、もし、それもないなら、本当に腐りきった国です。
「物事には程度と加減がある」とはよく言われますが、すでに限度を超え、別次元にまで腐敗の進行が進んでいるようで、これでは、法治国家の体をなしていません。

原子力政策が抱える構造的な汚職と、反対派に対する「闇」の暴力は、戦後日本の権力の姿を最も集中して凝縮しているのかもしれません。

どうして、そこまでになったのか?その理由の一つは、やはり、軍事か?あるいは「天皇」か?
電力会社(特に東電)の裏側では、地下での兵器開発のうわさもあります。
私は、この部分を実見したわけではないので、確信をもっては言えません。
ただ、発電で稼いだマネーには、対策費名目でいくらでも裏金が生まれ、それが何に使われていたのか、全く分らない。
「お前は、日本の権力の悪辣さを知らない、原発反対した俺の仲間は何人も「事故死」させられた」という、ナマの声を聴いています。

さあ、国会で、どこまで迫れるのか?
それとも、また他に、なにか「不都合な事案」が出てくるのか?

とにかく今の官邸は原子力ムラと組んで、東電の利権と自分の権力を守るために、周到だ。

これは他力本願では、壊せないのでしょう。
自分と家族の命をしっかり守りながらも、変革の志は持ち続けましょう。
これまでの中央集権体制では、もう駄目だというのは行政側がすでに分かっています。

ps;世界的なマネーの再編とともに、日本国内でも地域の自主的な現場の創造に、
  如何に、マネーをながすか、という議論が、もうすぐ始まります。

  今年の白馬会議(11月23~24)「令和の青写真」 が近づいています。
  自治体学会の金井利之氏、ブロックチェーン研究の松田学氏がきます。
  この両名は時代がどうなろうと、新しい体制づくりのキーパーソンになるでしょう。
  私は参加します。

 以下は、白馬会議の幹事、市川周さんから

新井信介 様
10月です。白馬会議が近づいて来ました。ご都合の程ご一報下さい。
白馬会議とは何か?今のところ3つのキーワードで考えてます。
「FOR JAPAN」 主義、「知行合一」主義、そして知的ダンディズムです。
詳細は公式サイトの白馬会議論http://www.hakubakaigi.com/intro.htmlを覗いてください。
それからもうひとつシェラリゾート白馬の古民家の湯http://sierrahakuba.jp/cat-welcome/68/
晩秋のひととき源泉かけ流しに身を沈め我が身とこの国の来し方行くすえに想いを巡らすのは格別です。
お申込は
公式サイトhttp://www.hakubakaigi.com/
の「問い合わせ」からお願いします。

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◎以下は、古賀茂明さんに関して、ウキペディアから抜粋;
2008年(平成20年)、渡辺喜美行政改革担当相から内閣官房に設置された国家公務員制度改革推進本部事務局審議官に任じられる。
2009年(平成21年)12月、経済産業省の「経済産業省大臣官房付」に異動。2011年(平成23年)9月26日、依願退官。
2011年(平成23年)12月13日、大阪新市長橋下徹と大阪府新知事松井一郎は「府市統合本部」顧問の役職を設置し、堺屋太一らと共に古賀も招かれた。。
2014年東京都知事選挙に「脱原発」を主張する細川護熙のスタッフとして参加した[5]。
報道ステーションのコエンテーターでは、最後の出演となった2015年3月27日に生出演し、
「テレビ朝日の早河洋会長と古舘プロジェクトの会長の意向で今日が最後ということになりました」「菅義偉官房長官をはじめ、官邸の皆さんにはバッシングを受けてきた」と話し、「I am not ABE」と書かれたフリップを提示し、「官邸からまたいろんな批判が来るかもしれないが、陰で言わないでほしい。直接私のところに文句を言ってきて」と発言した。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。