米ドル支配に替わる合成覇権通貨が実現スケジュールに入って、ようやく列島内の宗教バカと利権バカが消えていく。まずは「ブッダの生まれ変わり」と、戦後CIAが煽った「北方4島奪回運動」からか。

掲題後半の意味、分りますか?
まず、宗教バカ。
これは、香港のアグネスさんに関すること。
あの大川隆法がお得意の「霊言」を、今、香港問題での渦中の人物、アグネス周さんにも、やらかしちゃったのね。しかも、自衛隊まで引っ張り出しちゃって。

周庭 Agnes Chow Ting @chowtingagnes
[声明]
最近、ある日本の政党の出版物に、私の名を騙って、私が「自衛隊に香港を助けてほしい」と主張していると書かれていました。
私はこのようなことは言っていませんし、このような主張はしていません。私について誤解を招くような文章を削除し、訂正することを求めます。
午後9:52 · 2019年9月5日·Twitter for Android

これに対し、幸福の科学は、しれっと以下のように反応しています。
「幸福実現NEWS」特別号について、幸福実現党より声明です。
「周庭氏の守護霊の発言を紹介したもので、地上の御本人の発言ではありません」
幸福の科学が宗教法人で、しかも、創価学会に倣って政党の幸福実現党を作り、
今では、地方の市町村レベルでは、合計で30名以上の議員がいます。
この宗教法人は私設の学校まで持っていますが、文部省は大学設立の認可をしませんでした。
創価学会には創価大学があるのですが、幸福実現大学がなぜ設置が認められなかったのか?
それは、今、生きている、日本国民「中川隆」氏を、釈迦牟尼と同じ聖人とし、その教えを教本とする宗教を、教育の元とする大学の設置要請だったからです。
今回の問題は、「霊言」というイタコのような(好き勝手な)言葉を真理とする団体が、日本国の軍事組織である自衛隊(実際はアメリカ軍の二軍)の出動を、国際紛争中の香港問題の当事者の意志の表れであるかのように、宗教団体内部の機関紙とはいえ、発信してしまったことです。
本当に賢い人物だったら、「心中、察しますに、きっと本人はこう考えているかもしれません」という表現程度に留めるはずですが、これが宗教の装いを持った時、まったく発言が野放しになるのです。しかも、そうした無責任発言する人物を信仰対象とする人間を、地方議会とはいえ、送り込んでしまう。
なぜ、こうなった?
本来、近代国家とは、自分とカミ、自分と国家の関係を、きちんと考えさせることから始まるのですが、ここで、きちんとした議論をせずに、「天の声」や「守護霊」のような存在を持ち出して、思考を停止させる。明治以後、アラヒトカミをつくり、それが人間宣言しても、その処理もきちんとしてこないのが、日本の統治体です。真理の追究と国家権力と個々人の権利・実際の生活、こうしたことを考えないように徹底的に押さえつけてきた結果でした。明治の日本が生み出し、戦後はマネーだけを追わせた列島の為政者の愚鈍で幼稚な精神性がもたらした、成れの果てでした。

また、これは、外交についてもいえることでした。
この列島の国家権力自体が、自分の国家と、海外にある国家権力の関係について、アメリカの情報操作の中で、カッコつけで、権威づける議論ばかりでした。
戦後の日本は、アメリカの特別行政自治区です。この厳然たる事実とその意味を知らないまま、外交を進め、国家権力者が個人間の友情を育めば、道は開ける、お土産を用意すれば何とかなる、こんな程度の知恵しかないのが、日本の外交です。
もっとも自民党や外務省の人間にそうさせてきたのが、CIAや日米合同委員会、CSISでした。
今回のウラジオストックで、安倍チンは何の成果も得られないままなのに、プーチンにむかって「一緒にゴールを目指そう」とフワフワのポエムをほざいていました。
はずかしいな。
あっちは、DS(デープステイト)が創り出したISISの「現実の非道」を、2015年9月の国連で指摘し、アメリカ全体の外交方針を変えさせた「リアリテイーの権化」の大実力者なのに、その人物を前に、この2019年の令和時代になっても、自分がDSに操られてきたという自覚もないまま、「ウラジミール」と呼んで、親しさをアピールとか。もう恥ずかしくてたまりません。
あの、絶対的な安倍様シンパの産経新聞ですら、こう言っていました。
<日露首脳会談>
 産経の主張: どうして席に着いたのか 会談を重ねた結果がこの仕打ちである、さっさと帰国した方がよかった。https://www.sankei.com/column/news/190906/clm1909060004-n1.html


産経新聞記事190906

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。