今こそ満州問題を見直す。1989年テレビドラマ「さよなら、李香蘭」をぜひもう一度見てください。

沢口靖子が演じた李香蘭。

このドラマが放映されたとき、まだ山口淑子さん本人は参議院議員で、自民党の田中派の分裂騒ぎの中でした。

1990年(平成2年)2月の衆院選のときは、田中派の中で中立系だったの参議院議員でしたが、このあと、後藤田正晴ともに無派閥となり、さらに、この年、6月7日に宮沢派に移りました。

その後、福田赳夫内閣で、環境政務次官・参議院沖縄及び北方問題に関する特別委員長・参議院外務委員長・自民党婦人局長などを1992年(平成4年)に引退するまで歴任した。

私が、山口淑子(李香蘭)をめぐる、日中間の政治事情の中で、日本国政府の満州国に対する扱いが、特に、惨たらしくなっていく様を、反映している場面が、テレビドラマ「さよなら李香蘭」にあるのをみて、ここで取り上げます。

それは、李香蘭が、日中で、爆発的に人気を確立してから後の場面です。

ネットいは、このドラマの全編が通しで見れます。

別了!! 李香蘭 (さよなら李香蘭 – 1989) — 澤口靖子(さわぐち やすこ) 主演 – YouTube

この中で、2時間45分のことろに、「何日君再来」に李香蘭が言及する場面があります・

私が問題にしている部分は、これをカットした「さよなら李香蘭17」にもあります。

さよなら李香蘭 17 – Bing video

ここで、小林稔侍が演じる山家亨との会話の場面です。

ここで、李香蘭が大ヒットさせた「何日君再来」の歌の歌詞に言及されます。

このドラマに関する解説が以下で、キャストが描かれています。

さよなら李香蘭 – Wikipedia

また、エンディング部分を流しているヴィデオです。

さよなら李香蘭_ending – Bing video

ここで、劇中では、ラジオで「何日君再来」が流れ、

テレビドラマのエンディングとして、玉置浩二の「行かないで」が流れます。

山口淑子さんは、政界を引退した1992年に上海を訪ねています。

李香蘭 (山口淑子) 思い出の地 上海を訪れる 1992年8月 ★山口淑子さん 72歳時 – YouTube

彼女がなくなったのは、2014年。

アメリカのDSが、イラク北部にISを仕掛け、日本では安倍晋三をさらなるストロングに仕立てるべく、内閣人事局をつくり、官邸機能の強化に向かう時でした。

 

 

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。