人類が創り出したマネーはこれから「夢(幻)の処理」に動く。国家や既得権も「都合のいい夢だった」と判る事態が次々と出来する。天意はどこにある?冬至のシリウスを見逃すな!

ソフトバンクが155億円の赤字。
孫さんはこれまである勢力から言われて、海外の企業を買い続けてきたが、今回は隠しきれない赤字を発表した。この会社の資金規模からして、こんな程度では、まだまだつぶれない。
それよりも、今後、彼が、投資家たちに「都合のいい夢」を見せ続けられるか、が問題。

今回の台風と豪雨で、水没したクルマが一斉に売りに出ている。
まだ、修理すれば使えるものもあるかもしれないが、買う側は、とりあえず部品を取るためクルマとして、すぐに、1台4万~8万円くらいで仲介業者が買い、それを部品取りや、修理のために、さらに買われていく。なかには、すぐに、輸出に回るものもある。

これは、首都圏のマンションや、住宅でも同じ。
実際の査定の前に、すぐにマネーの欲しい人間は、被災前の相場の半値どころか、2割くらいの値段でもいいからといって、業者に売る。
そこには、クルマにも、不動産にも、ハゲタカのような業者がいる。
ローンを抱えた人間は、売るにも、チャンとした査定が出るまで、様子見状態ですが、

ここで、問題。

これまでの都市化の魅力が、どこまで続くのだろうか?
「生存」と「新しい夢」はどこにあるのだろうか?

地球上の誰もが求める世界は、どんな世界なのだろうか?

ここで、9月に紹介した「ニューノーマル」の現実がある。
気象と、国際関係と、もう一つ、国内政治だ。

私は、雲上人を生み出す「皇国史観ファンタジー」が危険であり、これが終わる、と予告してきた。
今回の令和の即位礼で示されたものは、それを脱皮した世界になる、との宣言だった。
私は、こう捉えています

次は、10日のパレード。
天気予報では、快晴の素晴らしい「秋晴れ」の一日になるようです。
この日に、東京で、皆神塾があるのも、うれしい限り。

そのあとに、14日の夜に、大嘗祭。
大嘗祭は、本来、冬至の日に行うべきものです。
元々は、始皇帝から始まる中華皇帝が、地球の根底にいる「大地の神」と、天上の「太一」とを繋いで、そこに、地上の人間世界に、どのような統治をするか、その智慧を、大犬座のシリウス(中国語で「恵蘇星」。既存王権を壊すという意味では「天狼星」)から頂く、聖なる夜を迎える日だった。日本列島では、記録上では、天武が初めて行っています。(私の直感では、応神が「宇治」でやっていたと思いますが)

太古は、旧暦で11月23日が冬至に近かった。
それが明治の太陽暦になっても、この日付のみが習慣として残り、それが今年の令和では11月14日か。
今、この重大な儀式を、メディアは皇室という一家族の宗教行事だ、と言い切っています。
これは、明治にできた雲上人の皇室と、国家権力を分けるという意味で、政治的に必要な理解です。

でも、私たちは人類として、この星の文明をどの方向に導くか、今の混乱や過去からのマイナスをどう処理するか、この智慧は、自分で、人類世界から探すだけでなく、次元や時空を超えて宇宙からも探すしかありません。

シリウス、特に、白色矮星のシリウスBには、この太陽系はもちろん、私たちの太陽系を含む銀河のなかで営まれた、多くの命の経験知や超越した技の秘訣、さらには、願望や嫉妬の感情・妄想までが記録されています。つまりアカシックレコードは、ここにあるのです。
こうした理解は、よくスピリチュアルの人たちの間で話されますが、注意すべきは、リアルでの経験知や三次元空間で「実効性のある知恵」のみならず、誰かの頭の中で描かれた「虚妄の記憶」までそこに在るということです。この点を、きちんと見抜かないと、地上では、とんでもないものに引きずられてします。

想像と創造の出来る人間。しかも、地上世界での、人間世界の最高権力者となったものは、現実の諸問題に在って、どの様に考え、何を、どう、対処したらいいか?
このとき、天の運行(意志)は、地上の人間世界に、どんな試練をもたらす「廻りあわせ」になっているのか?

地上(北半球)の多くのイノチが活動を弱め、寝静まる冬至の日は、実は、個々の生命体は身体は動かさないものの、天空の声を聴くアンテナ感度を最高度に鋭敏に研ぎ澄まし、そのアンテナを立ててから得られる情報を、峻別しながら読み込んでいるのです。

これは、6000年前に、地球で起きた大変化の始まりと関わります。
ユーラシアでは農業が大規模で始まり、金属器を得たり、暦を発明し、大きな王権が誕生した。
おなじとき、日本列島では、より正確に、個々のイノチの声を聴こうと、翡翠を持ち出した。

太陽に、大犬座のシリウス方面から飛来した彗星ニビル☆が大接近して、再び戻ていく、この3600年周期の周回運動の中で、地球の付近にはシリウスBの情報を大量に抱えた状態が、約数百年続いたのです。つまり、地球生命にとってシリウス情報をキャッチしやすい状態にあったことが、この大変化を引き起こした最大の要因でした。
このとき、地上に生きる人間の脳波(松果体)に、大きな刺激が与えられた。
人類は、宇宙から飛来した濃い情報の渦のなかで、夫々の生きている場で、何が必要なのか、その求めに応じて、その情報庫から、それぞれが共振作用で、情報のダウンロードを始めた。

 これが、現代につながる、文明の始まりです。(遺伝子操作は、また別の時代のことです)

 自分を取りかこむ、大宇宙・大自然と、 人類。
 人類が、それぞれのいきる地域ごとに創り出す、人間社会。
 そして、その人間社会の構成員である人間個人。これは人類の一個の個体。

大宇宙・大自然とはマクロ・コスモスで、これに順応して、
地球で生きていた人類(マイクロ・コスモス)が、それぞれ、
どのような人間社会(共同体、規範)を構成してきたのか?
個々の人間個人は、このときどのような幸福感(マインド・コスモス)を持っていたのか?

こうした関係性を真剣に求め、話し出した人間が一斉に現れ出したのが、ニビルの二回目の太陽への大接近の時代だった。大体、BC400年を最高潮とする時期(ブッダ、アリストテレス、アレキサンダー)です。
そのときの、覚醒グループの先頭ランナーが、中国大陸では老子であり、西欧ではギリシャのターレス。以後、続々出てくるのが、人類史の中でのいわゆる諸子百家、ギリシャ哲学の聖哲たちです。
その最後に登場したスーパーエースが、前漢武帝の時代に『淮南子』をまとめた劉安、ローマ世界から「キリスト」とされるようになった、イエス・インマヌエル、そして、『中論』を考え出した竜樹でしょうか。

令和の時代は、人類にとって、大いなる「清算」時代に突入した。こう言っていいのでしょう。

法則性を明らかにした自然科学。
「国家」「神」「マネー」の概念と効用。
感動・幸福感の在処。

心に何を抱いて、今生でこの地上を生き、さらに、自分の魂が肉体を脱ぎ捨てる(死と呼ばれる)その日をどう迎えるか?
いつも、自分の中に光を感じ、現在過去未来を問わず、めぐり合う人や多くのイノチとの間で、それぞれの光を交換したり、交響しあえたら、最高ですね。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。