お元気なうちに皇位の継承。そして明日、5月1日の即位式。この日はイルミナティーの設立記念日でもあります。

陛下はご自分の意思で、退位・譲位でした。
上皇となったら、どんどんご自身の意見を、一人の人間として、発信していただきたい。

1776年5月1日に成立したイルミナティー(啓明結社)。自分を現実世界を創りかえる「光の戦士」と自負し、神と通じる「特別な存在」だと考える、知的エリートの集まりでした。でも、このとき、その「エリート」意識に最初から限界がありました。彼らは「THINK(文字化された言語認識)」しか知らなかったのですから。なにより、地上にいる全ての生き物は、何であれ、神と「FEEL(直感、共振)」で通じています。通じているからこそ、生きているのです。
そういう多くの生命体の中で、想像と創造ができるのが、人間です。
個々人の精神宇宙で何を想像し、夫々が置かれた場所で、何をこの地上世界に、創造するのか?
現在では73億人を超える人口になった地球の人類ですが、個々の人間が、どんな存在なのでしょう。

私は6000年前に起源を持つミトラの教えで生きます。それは日本列島では縄文人たちがヒスイを持ち出した時期に、ユーラシアの真ん中、天山山脈の北の草原で北極星を見つめていたときに始まった認識です。
これは、自分の後姿が分からないように、私たちがどんなに認知、認識を高めたとしても、それはどこまでも部分でしかない、という真理を悟り、どこまでもリアルな真実を求める謙虚な姿勢から生まれる、ひたむきな知的向上心の教えです。皆で、声を出し合い、補い合うことで、地上世界は、より多くの華(歓喜を感じあう様々な花)を咲かせることができるというものです。

 自分自身が、今をどうあるか?どういう関係性にするか?これがすべてです。
この時、いかに奴隷にならないか?二つの手段がありました。一つは、武芸(武術)で抜け出す。これがマーシャルアーツ。もう一つが、知的理解力で抜け出す。宇宙と地上世界、とくの人間の在り方での、最適な関係性を探す知的理解。これが教養であり、リベラルアーツと呼ばれました。教養とは、誰かにとっての、上等な僕になる知的在り方ではないのです。自分の世界を創り出すためのものです。今、自分が属する団体があるのなら、その中にあって、自分の意思を如何に反映させるか、まず、団体の存立目標を確認し、全員で信頼しあって、有機的な機能を確立していく。そのときマネーを介在した場合にはその分配の問題が生まれ、これまで暴力機能を持つ一部の少数者のみが優先されてきたのです。これを修正するのも、また「想像と創造」のできる、私たち人間の責務でもあるのです。ヨーロッパでは宗教改革の後、500年の時間をかけて、個人の尊厳を確立するために戦ってきたのです。
 属する団体や組織から、独立するのも、分派するのも、新規の組織を立ち上げるのも、いずれでも、人間として、明確な自己意識と関係性の確認が必要です。私たちは、ロボットでありません。奴隷ではありません。家畜でもありません。人間なのです。
そのために、これまでの知見、経験値を学び、共通の実現目標を設定し、そこへの夫々の経過点を設定し、全体の調和に向かって、静かに歩み出す。
 2012年の冬至を境に、アクエリアスが始まり、2013年に新しいローマ法王が即位した。あれから6年。私は、時代を文明ごと変える自覚を持つ王族を、新世代王族と言って、区別してきました。
 イルミナティーは今、その秘儀を公開しています。一方では、これまでの悪行の清算もこの6年に、欧米では進みました。それが、明日の5月1日からは、アジアでも始まるのでしょう。
 悪行の清算は、天に任せます。私たちは、自分が関わるところで、その一瞬一瞬に、私的な関係性を、最善なものに再構築していきましょう。

 もう、国家も、宗教も、そして、マネーも、その本質から作り直す時代に入るわけですから。
今、国家対国家の次元ではなく、超国家の次元で、新たな「生まれ変わり」が始まります。
じっくりと、「今」のなかに溶け込んでいれば、それは誰でも感じ取れるはずです。
自分の世界の主役は、自分。当たり前のことですが、これを実践するのみです。もし、分らなければ、みなさんも、小菅神社に来ればいい。「自然の中に、溶ける」感覚を味わえるでしょう。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。