本日開催の『古代史研究会』の「レジメ」が出来ました!!
以下、「レジメ」を「開催要領」と合わせてご案内させていただきます。
先日、新井先生は中国・白頭山から帰国されましたが、今回の古代史研究会では、その視察の内容なども盛り込んでお話をされる予定です。
まだ、お席もございますので、ぜひ、ご参加ください!!
<テーマ>:「中華に対抗する日本はどのようにして生まれたのか?!」
<レジメ>:
1) 事実と、記紀の内容を見分ける
2) 中華は、どうやって誕生したか?
3) 列島の王権の始まりと、その推移。
4) キーワードの「ユズルハ」
5) 祭祀はどうだった? 「三種の神器」とは?
6) 忌部は、なぜ、四国に籠もった?
7) アマテラスと縄文はどう繋がりがあるか?
8)「国の博士」が教えるもの。
9)世界遺産の巨大古墳群を通じて考える。
世界遺産「百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群」の登録決定を記念する特別講演会が7月末に河南町東山の「府立近つ飛鳥博物館」であった。古墳研究の第一人者、同館名誉館長白石 太一郎が同古墳群について「古代日本の歴史を考える上でも貴重な歴史遺産、歴史資料」と語った。「エジプトのピラミッドや中国の秦始皇帝陵と並ぶ巨大で特異な古代の帝王墓群で、人類共通の文化遺産であることは言うまでもない」。日本の古墳時代(3~7世紀)。大和や河内の大首長 (後に大王・天皇と呼ばれる)が中心のヤマト王権が、各地の首長たちと政治連合を形成して いたとされる。この時代、規模の違う前方後円墳が北と南を除く日本列島各地に存在、それらは同じ設計により造営されたと考えられることから、政治連合を形成した様子がうかがい知れるという。
古墳は、政治勢力の本拠地に造られるのが原則であったと考えられるという。大王墓と思われる巨大な前方後円墳の造営場所をみると、古墳時代初期には奈良盆地東南部のオオヤマト古墳群に、同北部の佐紀古墳群を経て、4世紀末以降、大阪平野南部の古市と百舌鳥古墳群へと移った。 この変遷から、河内(大阪平野)の勢力がヤマト王権の盟主権を掌握したことが分かると。
王朝の交代や大和の勢力の打倒ではなく、ヤマト王権内部での盟主権の移動であることを白石 さんは強調。朝鮮半島の北に位置した高句麗が南下策を取り始めるなど、激しく変化する東アジア情勢の影響をあげた情勢の変化に、邪馬台国以来の呪術的、宗教的な性格の強い大和の勢力 では対応しきれず、古くから朝鮮半島との外交や交易を担当していた大阪湾岸の河内、和泉の 勢力が、外交や政治の実権を掌握するようになったと考えられ、当然の成り行きだったとした。
白石さんは「百舌鳥・古市古墳群が世界遺産になり喜ばしいが、今後どのように活用するべきか、議論が必要」と締めくくった。 【山本夏美代】 毎日新聞 2019年8月9日
・・・どうしても、列島内での権力の移動と考えたい。これが日本の学会。
「巻き込まれながら、巻き込み返す」・・・縄文からの連続性(文化体)は、大陸の文明性を、 選別しながら取り込んだ。王権の核の誕生は、ニギハヤヒ。王権の確立は、公孫淵(崇神)・・・ハツクニシラス。列島なの王権が、中華を一時的にせよ、凌いだときが、応神・仁徳のとき。
<開催要領>:
開催日:8月18日(日): <東京で開催>
場所: 東京都文京区本郷2-14-10 東京外国語大学本郷サテライト「8階」
TEL:090-5804-5078 (室伏)
時間: 14時~17時 (終了後、懇親会開催予定)
(注)「開場:受付開始」は13時30分です。
地図→ 190818_地図_本郷サテライト_8階
最寄り駅: 丸の内線・大江戸線 「本郷三丁目」 徒歩5分
JR中央・総武線 「御茶ノ水駅」 徒歩10分
参加費: 3500円
(注1)瓊音倶楽部会員の方は2500円となります。
(注2)会場のお席の関係から、参加ご希望の方は出来るだけ事前に次の連絡先までご連絡ください。
なお、講演会終了後の「懇親会」は、「事前予約制」となりますので、事前のご連絡をお願いいたします。懇親会では、新井先生とゆっくりお話できるようにさせて頂きます。
懇親会の会費は、中華のコース料理(飲み放題付き)で「4000円」となります。参加を希望される方は、講演会への参加と一緒にお申し込みください。
次のリンクから、「申込用紙をプリントして、FAXでお申し込みいただいても結構です。
→ 190818_古代史研究会_参加申込書_FAX用紙
その他何かご不明なことなどございましたら、ご遠慮なく上記の室伏(携帯:090-5804-5078)あるいは株式会社K2O(TEL:03-35489-1025 FAXは03-3548-1026)までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。
連絡先: 株式会社K2O 室伏昭昌
事務所: 03-3548-1025 携帯: 090-5804-5078 FAX: 03-3548-1026
E-mail: akimasa-murofushi@jcom.home.ne.jp
東京都中央区八重洲1-6-14 ISO八重洲3F