文在寅は何と闘っているのか?香港の命運はどうなるのか?すべては作られた「戦後体制の氷解」だ。

こんにちは。
昨日の訳の分からないメールに対し、世界の変化を感じ取った方が多かったようです。
それに関連するのか、以下のようなツイッターがありました。https://mobile.twitter.com/agnes213saori/status/1164684787048542208

韓国の文さんは、なぜ、ここまで日本に対し、ムキになるのか、日本の多くの方には理解ができないのかもしれません。
単なる徴用工問題から、「北」向けの日米韓の軍事同盟を切りくずす、宣言へと、なぜ、事態が進んだのか?
「安全保障」を言い出したのは、日本の安倍政権です。
その対象は、「北」の脅威ですが、安倍晋三さんは、4月から「無条件でも、金正恩とも会いたい」と言っていたのが、無視されているのです。
これは、日本の政府、なにより、日本社会そのものが、今進展している事態に理解がついてきていないことを意味します。
6月30日、トランプを板門店に手引きしたのは、文さんでした。
文さんの願いは何でしょう。最大の目的は?マネーですか?大統領としての人気取りですか?
私は違うと思います。半島の統一、南北そして中国の朝鮮族まで含めて、朝鮮を一つにして、平和な繁栄を取り戻すことです。
それに対し、戦後、ポツダム宣言を昭和天皇が受け入れた後、急いだ経済発展に、戦争を利用したのが日本国でした。最初が朝鮮戦争です。この朝鮮戦争は、半島の民にはとんでもない災禍でしたが、日本の経済界には僥倖になったのです。そのあとにベトナム戦争、さらに、中東戦争、イラン・イラク戦争、湾岸戦争・・・。2012年年末に総理に返り咲いた安倍晋三の指南役となったのは、JR東海の葛西敬之氏で、彼の持論が「そろそろ戦争がないと日本経済が持たない」でした。
戦後、アメリカの戦争屋が731部隊の関係者を生かし、さらに、1940年にできた国家総動員体制をそのまま日本の戦後の経済復興目的に移行させた。このとき、日本は、日本語の言論空間では、半島の人たちの塗炭の苦しみよりも、目先のマネーを見続けました。彼らの心の内を思いやるような空気はありませんでした。また彼らも日本列島で生きるのに、なりふり構わずでした。
半島出身者は、一早くアメリカ占領軍と日本政府の間に入るか、それとも、戦後日本の工業発展の中で「平和憲法の理想」を大義に、労働者の権利や、地球市民という考えで日本社会の中での自分の生活の確立を目指しました。
特に前者は、いつの間にか財界や官界に入り込み、「宝の山」の日本の統治権を徐々に握り出し、この安倍政権の6年間にその地位は固まったようです。彼らは自らを日本人と言っても「戦前の日本人」意識しか思い至らず、戦後の「日本の立場」は、半島に対しては法的には何の瑕疵もない、との立場を続けました。
しかし、徴用工など、個人の賠償問題はどうなのか?これを、解決済みと言い続ける、姿勢に怒ったのが、半島、特に南に残っていた、旧「日本国皇民」の人たちなのでしょう。
ここでの一番の問題は、戦後の日本政府が抱えてきた、「感情面」での冷酷さでしょう。
現実問題としては、まず、北が望むのは、今の金正恩体制のままでの経済復興です。ここが、先軍国家になってしまった。彼らは自国の主張の表現方法は、トランプが登場する前も後もミサイルなど、軍事手段が主になってしまう。それをどう読み取るか、北の正確な要求・情報は、南の韓国にはどんどん入っているでしょう。それを、メデイァがどう伝えるか、これがまた問題ですが。
そうした半島に、統一に向けての歩みが始まったの対し、日本の安倍政権は全く理解を示さず、トランプ政権になっても、これまでの緊張づくりという「画策」を国家の基礎方針のままにしていることに、金さんも文さんも怒っているのではないでしょうか?
<半島統一>。この話は、ビジネス次元の話ではない。それを、温かく心から支援したい、こういう方針に安倍政権は全くなろうとしない。それどころか、今の安倍政権の周囲の人間は、かつては同じ同胞であるにも関わらず、この動きに全く向き合おうとしない。
自分は大和民族のなかでも天孫族で、半島民とは全く違う人間だ、との意識で、この時代の要請に、かえって妨害する方向に動いている。こう感じているのかもしれませんね。

今、その安倍シンゾーさんは、今、フランスに向かっていますね。
その前、イギリスの次期首相であるジョンソンが、フランスのマクロン大統領と会ってカメラの前で、わざと無礼ぞんざいなポーズをしましたね。ジョンソンはすでにトランプに認められている存在でしょう。
何でもいいなりになる、「安倍様の日本」という「宝の山」をどうするか、米英で十分に話しているのに、マクロンはシンゾーに対し変な工作をしたんじゃないか、お前がやったことなんか何の意味もないんだからな、分かっているよな、とでも言いたげですね。

で、さらに香港のことを指摘しましょう。
現在の人口は734万人です。このうちだいたい20~30万人が資産で最低でも数十億円以上をもつリッチ層です。その中には、大陸との密貿易や、横領で富を築いた者もいるでしょう。
これに関連する私自身の体験談があります。2年前のことですが、自らを最高峰の「道教集団」と名乗る秘密結社で、大陸から資金を集めるルートを確立しており、習近平の打倒にそのマネーを動員する、と言う話を聞かされました。その情報をくれたのは皆神塾(大阪)に参加した若い人物で、その結社の老師にスカウトされた、と言っていました。そのとき私は、その老師は、山西省の五台山と関係するのか、と訊きましたがその次元の知識は全く窺えなかった。「中華」の変革、特に、元→明→清→民国→人民中国 での巨大な金融力(マネーのもつ構造変革エネルギー)に関する重要決定には、この山に棲む道家の意志が鍵なのですが、ここを知らなかったので、彼の言う「道教の最高峰」も本物でないと、このときに直感していましたが…・
香港が4年くらい前に日本に匹敵するほど外貨準備を蓄えるようになった背景は、間違いなく、それまでに継続的に大陸から盗み出した闇資金の蓄積でした。その時期から習近平は国家の統制を強め、その流れで、昨年から香港の犯罪者の引き渡し命令がでたのでしょう。
香港でのデモは、すでに3か月ですね。もう観光客は香港には寄り付かないでしょう。
そして、香港では今、新たな動きが始まっています。
20~30万人と言われるウルトラリッチの出国移民です。行先は、日本かマレーシア。この動きは、首都東京の地価を、何としても引き上げたままにしておきたい日本経済の「都合のいい話」を支え、崩壊を遅らせる一助になるものです。
一方、大陸の北京政府側も、今、深センにある金融取引所をさらに巨大な国際金融センターへと拡充を急いでいます。香港のウルトラリッチたちは、大陸と香港・華僑との間で、法の網をすり抜けて財を築いた。これは大陸側も十分に知っているでしょう(という言うより、大陸には、阿吽の呼吸で彼らに協力した者も多いのです)。
香港のリッチはそうした自分を、大陸側にとって、永遠の犯罪者にするのか?それとも、発展の協力者にするのか?これは思案のしどころですが、彼らは、すぐに、二つに手を打つでしょう。
海外に逃がす資産と、大陸に再び持ち込んで、北京政府との関係改善・身分確保に使う資産とに。

で、大きな視野で考えますに、もう香港という特殊な地政学的な好条件の経済体は、必要が無くなるのかもしれません。香港ドルを発行した二つの銀行(香港上海銀行、スタンダードチャーター銀行)も、
世界の基軸通貨がFRBの米ドルではなく、リブラのような電子マネーになり、中央銀行に関係なく、すでに持ってるマネーでの価値や物との交換性が保全されるのであれば、いち早く、実物を押さえる方向に向かうのではないでしょうか。
私には、香港の若者たちの「熱情」を、冷ややかに見つめる香港リッチたちが、マネーを抱えて次に何を求めるか、これが気になっています。

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この記事を書いた人

新井信介

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。