「ミサイル」という猿芝居。放射能と巨大地震という、今ある脅威。

こんにちは。

もうすぐ、北朝鮮が「ミサイル」発射ですか。

彼らは、人工衛星といっていますが、これを、「ミサイル」というのなら、 これまで、

中国やロシア(ソ連)のときに、何で大騒ぎしなかったのですか?

金正恩は、日本が騒ぐことを承知で、 これを、自国内での自分の威厳の発揚に使うのは分かります。また、これを促す勢力が、 日本、そして、北朝鮮内部にいるのでしょう。

猿芝居も甚だしい。 

それよりも、 国会で、参考人で証言した、元スイス大使の村田氏の発言のほうが重大です。フクシマ第一原発について、一体、どこまで、事実を隠し通すのか? 

「アメリカやドイツが、業を煮やしている」。

原発ムラ独裁は、今の民主党政権を取り込んでいます。

私が知人のマスコミ関係者に確認するに、4号機の危険性を初め、現実にどれだけの健康被害が出ているか、多くの人間が知っています。 しかし、それが「書けない」、「出せない」、といいます。 会社の方針であり、 自分は、そこで、メシを食べている、といいます。

また、昨日は、厚生官僚OBで、永田町や霞ヶ関で、かなり影響力のある人物と会いました。

日本の民間にある放射能除去の技術(十分に実績のあるもの)を、昨年5月に担当大臣に直接、面会し、採用を求めたところ、今はフランス社と契約があり、採用できない。使うとすれば、そのフランス社の下に入ってもらうしかない、と断られたというのです。

昨年、東大の児玉さんが国会で、放射能除去のために日本のベスト&ブライテストを集めよ、といったのですが、この時の発言が切っ掛けで、 汚染土の表土を削る「除染」が新たな公共事業にはなったものの、実際の放射能除去については、何か新たな技術が集められた形跡がありません。

フランス社は、その効果が思わしくなく、 昨年10月末に撤退したといいますが、この半年間に日本政府は、2兆円(一説に、4兆円)を支払ったというのです。 そして、それが実際には使えないパチモンだったわけですが、 国会で、この責任が追及されたことはない。そもそも、なぜ、日本政府は、この国家的危機に、フランス社と契約したのか?

何かの「見返り」を、民主党の関係者が得ているのではないか、とも、勘ぐるしかなくなってきます。

現状のフクシマが、どうなっているのか?

「冷温停止」ではないことは、はっきりしていますが、 実態はどうなのか?

今の日本は、4号機爆発の「危機」と、首都直下型地震という トンでもないカタストロフィーがすぐそこに、口を開けて待っているのです。 これを、正視する。ここにこそ、政治の最大の目的をおく必要があるのではないか。

花見を楽しむのもいいですが、 常に、「最悪に備え、最善を尽くす」。 この姿勢でいたい。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。