さきほどの続き。
電力の完全自由化では、まず、各地域の町内会やマンションの自治会ごとに、
其々、独自の発電設備をもてばいい。これは災害に、本当に強くなります。
そして、余ったものは、どんどん、周囲の地域に安価で売って行く。
日本には、ほとんど手付かずの未利用エネルギーにバイオマスがあります。
これを発電に使えばいい。メタンガスは基本的に、天然ガスと同じ。
中野市なんかは、キノコの廃培地で溢れかえっているくらい。
そしてなにより、この機会に、お金に対する見方を、さらに進化させよう。
私たち日本国民が、オカネを使うに際しても、単なる「消費者」の立場から、
オカネを使う行為自体で、自分の生きる現場の未来を作り出す「プロデューサー」
になるんだとの自覚を持っているかどうか、これは大きな問題。
何にカネを使うか? オカネは、人間社会のエネルギーそのものです。
それを使いこなす主体者は、私たち個々人です。
ここを十分に自覚すれば、おのずと、社会が変わっていきます。
未来は、自分が創るのだ、と。
そして、地域ごとに特色ある空間が、どんどん広がっていってもいい。
遠隔地との間で、物品の交換や、学生の受け入れ、地域通貨の相互交換など、
どんどん、独自で、広げていってもいい。
大事なことは、自分達の未来像は、「お上」が決めるものではないということ。
明日は、この話も、みんなでしましょう。
民生用の電気は自治会・町内会ごとに起こせばいい。
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この記事を書いた人
新井信介
1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。