白銀の中、我が家に蝙蝠が飛んできた。

 15、16日と、東京で出版の打ち合わせ。
    そして、環境関連プロジェクトも確認しました。
    長野県に雪がかなり降っていると電話が入ったので、急いで東京駅に向かい、
    両親への土産に、舟和のクズ餅とイモ羊羹を買って、そのまま新幹線に乗った。
    夜7時に長野新幹線「あさま」が長野駅に着くと、そこは積雪25センチ。
    そこから、長野電鉄に乗り換え、信州中野まで約1時間。 
    到着後、雪の降る中、徒歩で、家族の住むアパートまで30分。
    途中、コンビニで、晩御飯にと、カップヌードルと肉まんを買う。
    この間に、オヤジがいつも通っている、碁会所の前を歩いていたとき、
    そこに、お地蔵さんがあったので、お参りする。
    お地蔵さんの名前は「延命地蔵」。もうすぐオヤジの89歳の誕生日。
 17日(月)は、朝から雪片付け。
    家族の住むアパート周りの雪を済ませたあと、徒歩で実家に向ってこっちも整えて、
    両親をいつもの「ポンポコの湯」に連れて行く。その帰りに駅前の中華料理屋で昼食。
    実家から、ゆっくり歩きながら、仕事部屋のあるアパートまで戻ると、
    隣家のおばあさんが、スコップをもったまま放心状態で立っていた。
    あまりの雪の多さにあきらめ顔なので、代わりに道路まで雪かきして、道を開けた。
    疲れて、仕事部屋で足をコタツに入れて休んでいると、そのまま、うたた寝。
    夕方、家の外で、子供達の声がするので、外に出てみると、
    雪山の上で、子供二人が、妻に見守られ、オオハシャギ。
    そのとき、妻のところに、手のひらぐらいの黒い影が飛んできた。
    よく見ると、蝙蝠。  
    寒くなって、巣から出てしまったのでしょう。
    我が家で、春先まで、保護することにしました。
中国では、おめでたい動物のひとつです。
何かの知らせかもしれません。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。