今、北信州の中野にある「未来創庵」に、キルギス人の若者ヌルガズイが来ています。
昨日は、信越自然郷ビジョンリーダー、そして、「京の風」ファンの中野の名物社長さんに、会ってもらいました。
キルギスは、ユーラシアのど真ん中の山国です。 ヌルガズイ君は、オシュの出身です。
(ビシュケクからオシュの山越えルートは、「美しすぎる移動」と言われる最高の景色が広がるそうで、次回は行きたいですね)
この若者は、キリギス特産のハチミツを土産に持ってきてくれました。なんと、そのハチミツは色が白く、一見、ラードのようにも見えるのですが、コレがまた美味い。これまで、体験したことのない味です。
前回、私が持ち帰ったものと並べてみて、食べ比べながら楽しみました。
信越自然郷は、今年もイベントが盛りたくさんで、自転車のイベントのほか、モンベルとの共同企画「SEA to SUMIT] も有ります。が、この地域に最もふさわしいのは、馬に乗って、高原散策や、千曲川沿いに、おもいっきり疾走することでしょう。 これには、当然、馬が必要のなのですが、キルギスは、馬の産地なのです。
特に、キプチャク族が多く住む、フェルガナ地方(大宛国)は、前漢武帝の時代からの名馬の産地です。
日本列島で、初めて馬の牧畜が始まったのが中野市北部の「古牧」の地です。そこへの入り口が「牧の入」です。8世紀、大海人皇子(天武)が壬申の乱の戦いの前に、馬を育てたのが、高社山の南面の「笠原の牧」です。
私は昨年秋、キルギスのイシククル湖に行ったのですが、キルギスは国土の90%が山岳地帯です。
今回、キルギスの若者は新幹線「かがやき」で長野まで来て、「スノーモンキー」に乗って信州中野まで。
そのあと、中野市に有るネパール料理の「ランタンリルン」で昼食をとったあと、JR飯山駅で、東京で助産婦をしている女性と合流し、斑尾高原に向かいました。
その山道を登りながら、故郷とそっくりと、声を上げます。
さらに、高原から観た景色に、感激していました。
きっと、1800年前(三国時代)、あるいは、1400年前(隋の時代)、ユーラシアの中心部にある山岳地方からキルギス人(弓月国、突厥)たちは、朝鮮半島の付け根(羅津など)から日本海を渡って、この日本列島に入った時、直江津から関川を上って、野尻湖に出て、さらに斑尾山にきたとき、そこから見える開けた展望に、故郷のことを思い出したことでしょう。
ちなみに、イシククルの南岸(天山山脈の北尾根の一部)には、斑山 という山があります。
今回、ビジョンリーダーのもつ、斑尾のペンション「ブーワンで」休んだあと、私が16年前に結婚式を上げ、さらに、真砂秀朗さんとのコラボ「コズミックセレブレーション」を行った「サンクゼール」に行きました。
ここでも、大感激だったようです。
今日は、これから、馬曲温泉にいきます。
「馬」が、 日本とキルギスを、さらに近づけてくれます。
首都圏の人間に、 信越自然郷 そして、キルギスへの道を、はっきり示したい、と思います。