国家的マネーゲームは明治から始まった。そして国民を愚鈍なままに。このブログは鋭い。

<シュタイナーから読み解く神秘学入門> というブログがあります。

 いままで、ここを知らなかったのを残念に思うくらい、中身が濃く、そして、明治以降の近代日本の病理の真因に迫っています。しかも、国家権力を形成する実在の人物にまで迫っています。

いろいろありますが、まずは、今年1月10日のはじめのところを少し紹介。

http://plaza.rakuten.co.jp/5dolphin/diary/201401100002/

 『天皇と祖の一族は、三井、三菱、住友らの財閥と組んでマネー・ゲームをしていたのである。それゆえ、国際決済銀行に日本銀行と横浜正金銀行が参加したわけである。ひと度、この銀行組織に加入してから天皇とその一族は、国際金融のグループ、主としてロスチャイルド財閥の手の内に落ちていったのである。・・・・・・・』

 ・・・ この部分は、「ロスチャイルド財閥の手の内に落ちていった」というより、新たな統治体を作り出すその初めから、例の金塊を利用して、まずは、政府とそれを動かす個々の家系に金融資産を作ろうと、大室寅之祐を担いだ人間たちが積極的に動いたと見るべきです。 

「要するに、他人の命より自分の儲けが大事の人間失格という人物に、日本は操られてきたのである。操る道具は、歴史の捏造で、自らの頭で考えず、権威者の言うことを鵜呑みにし、その暗記で済ます歴史教育にある。」

 そして、 では、そのために、どのような国民を育て上げるか。

最新の5月7日には、

http://plaza.rakuten.co.jp/5dolphin/?func=diary&act=view&d_date=2010-05-06&d_seq=0000&targetdate=201107

『雨ニモマケズ』は戦前の学校の修身の教科書に載せられた。
なぜかなら、この作品には忍耐と自己犠牲の尊さがうたわれている。戦前の、ヒロヒトをトップとする政府・軍部はこの自己犠牲の精神を、国民を戦場に駆り立てるための道徳教育に使った。兵隊として丈夫な体を作り、粗末な食事に耐え、お国のために献身的に尽くせ、に変えられた。

 戦後になっても『雨ニモマケズ』は国語の教科書に載せられ続けた。日本国民に焦土から立ち上がるために質素と愚直を説いた。決して世の中が悪いとか、政治を変えようとか思わずに、褒められもせず、腐さされず、居ても居なくてもいい、黙って仕事だけしている、「そういう者」になれ、というのだから。
(奴隷の養成である。ニセユダのシオンの議定書を読めばわかる。ゴイムの養成である。)
 志とか野望とかを持ってはいけないよ、等身大がいいんだよと、庶民をバカにするために利用されてきた。
 宮沢賢治がこういう愚にもつかぬ思いに毒された元は田中智學の宗教思想である。・・・』

 ・・・ほかも、たくさんあります。私は、ブックマークしました。 

明治の国策であった財閥形成から、昭和期の大政翼賛への道筋が、見事に見えてきます。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。