4月29日は、昭和天皇 裕仁 の誕生日でした。
この日に合わせるように、安倍首相は、アメリカの議会から招かれ、演説しました。
というより、官僚が用意した英文を、一生懸命、読みあげました。
日本の国会と同じです。 大きな原稿。 そして、身振りや、呼吸の入れ方の指示。
演説の中身では、 「痛切な反省」 「積極的平和」 「日米同盟の強化」。 自衛隊を、アメリカのサブシステムとして、太平洋からインド洋(正確には、スエズ運河まで)に派遣する、 というもの。
これを聞いている4月末は、完全に、昨年とは国際情勢が変わっているので、危機感も緊張感も湧いてこない。4月17日に、ISISのイブラヒムの死が発表されたように、アメリカの戦争屋たちには今、転機が始まっています。それだけに、下手くそな英語の読み上げに、耐えられない恥ずかしさと場違いな幼稚さを感じてしまった。
出来の悪い中学生が、親の力で用意された舞台で、一生懸命やって、「どう、ママ、僕きちんとできたでしょ。」
それを、アメリカの議員たちが、万雷の拍手で、 「よく出来たぞー」 と応えます。
そのなかに、戦争屋の頭目のマケインもいます。 この人間の表情が、丸く穏やかになっていましたね。
当然でしょう。 この2年間のアベノミクスで、アメリカ経済が、延命できたのですから。そして、FRB自体も、中身は変わっていきますが、壊れなくて済んだのですから。
ブルネイと同じように、今後の米ドルは、新しい「IC入リの通貨」になるでしょうし、戦争屋たちの多くの資産は、そのまま、今後も、価値をみとめrられるのでしょう。
しかし、この日の「演説」が、もしかしたら、安倍に対する「餞(はなむけ)」になるのではないか、と感じられます。
今日30日の東京株式市場は、500円以上も下がりました。
そして、 フクシマ第一が、たただならぬ事態であることを、ネット上では、一斉に書き出しました。
フクシマの事実を、日本政府が公式に認知するときは、 日本経済に大きなマイナス要因になります。これを避けるために、この4年間、国民を騙し続けてきたのです。日本経済が、米ドルを基軸通貨にする世界経済に与える影響が大きかったためです。しかし、この4月までに、どうも、世界経済の方が、 日本経済の影響を受けなくても済むようにと、新たな成長ダイナモに仕立てあげたのが、AIIBではないか、と考えられます。
AIIBは、世銀の人間が言うように、中国の私物ではなく、国際管理が進み(中国は、拒否権をもたないと表明)、世界銀行との協調や業務提携も進むでしょう。この具体策が話されるのが、この5月ということになります。
5月17日には、大阪で都構想に関する住民投票です。
フクシマに対する政府の姿勢が、これから、変わりだすのではないでしょうか。 その匙加減で、 日本の経済の各種指標・相場が動きます。 そして、関東圏から西に向かう、隠し切れない人の動きも起こるでしょう。
重要なのは、 今後、放射能情報の出し方と、日本の経済指標、人の流れ、さらに、現実に起きる災害に関し、 アメリカは日本の状況を十分に監視・監督するだけでなく、どのような情報をだすか、という点で、操作も出来るということです。 軽井沢の誰かさんの邸宅は、そのためにも有るのでしょう。 これは、「上げ下げ」いろいろで、また、利益を生み出すチャンスにもなります。
これから、日本国民には、明治以後の体制が変わるための、厳しい事態(厄難)が起きるのでしょうが、その先の新事態の到来を予感するからでしょうか、今は、漠然とした不安もモヤモヤもないのが、私の時代感触です。
別件 :
9日、10日の糸魚川研修ツアーですが、 関西からの参加者がありました。
阪急の梅田を21:50分(京都は23時10分)にでる阪急高速バスだと、JR長野に6時42分に到着。 このあと、JRの在来線で直江津経由で糸魚川に向かって、10時25分に到着するルートです。 約二時間かかりますが、この列車の車窓も結構楽しめます。長野から参加される女性も、この列車に乗るとのことです。
今のところ、申し込みは、フルコースで10名です。(追記、5月1日の朝で、14名です)