まず、その1) 掲題について。
これは、言い方に問題があるにしても、正論です。
しかし、これまでの都道府県知事は、中央の「お上」がきめたものを、
唯々諾々と喜んで進めるのに慣れてしまいました。
だから、いきなり、「自分で考えろ、知恵を出せ」といっても、
かなり、難しいでしょうね。
それより、今は、中央の「お上」のほうに、知恵がないのでしょう。
各都道府県でなく、各市町村に、本来なら、自分で独自の復興プランを立てさせる、
これこそが、地方分権です。東北の沿岸の自治体には、役所自体も壊滅し、
被災者の生存を確保するのが、精一杯の状態が続いていますが、まず、中央に求めるべきは、
現場執行権です。
個々の地域を、自治区にする。資金も世界中から、独自で集められるようにする。
これまでの、いろいろな補助金を整理して、優先的に被災地域自治体に割り当てる。
今は、震災から4ヶ月になり、産業を興す段階ですが、まだ残る瓦礫を片付けながら、
そこに、被災民を採用する産業を造らねば成りません。
やり方はあります。
しかし、今の「中央主導」の復興が、なかなかすすまない、現実を考える時、
そこには、民主党の「政治主導」に抵抗する、霞ヶ関の論理もあるのかもしれません。
現段階では、復興資金(約30兆円といわれています)が、順調に動かないのは、
もしかしたら、もっと別の理由があるのではないか、と私自身は、勘ぐっています。
たとえば、今後、日本にさらに大きな災害が来るので、これに備える必要がある、と官僚たち
が考えていれば、全ての復興資金を、今の東北だけに振り向けることは、躊躇うでしょう。
私は、今、友人達から、瓦礫を宝の山に変えるビジネスはできないか、と相談を受けています。
確かに、そのビジネスで雇用を生むのが、現時点では、最善の策です。
次に、その2)
2日の、津幡のことです。おかげさまで盛況でした。
関係者の皆さん、本当にありがとうございました。
金沢近辺に、関東の製造業が、静に移転を始めていることも確認しました。
石川県は、ほんとうに、不思議なところです。
ここの自民党のボスが「有権者は寝ててくれればいい」と言い放ち、「鮫の脳みそ」と論評
された森さんだったわけですが、もう少しスマートな方がリーダーになる必要がありますね。
そして、昨日は、高岡経由で、親不知、ヒスイ峡を回ってから、中野に戻りました。
雨の後、小滝川と姫川の合流点には、またまた、姫川薬石が、多く流されていました。
あと、その3)
うれしい、小さな大発見。
ヒスイを水に浸しておくと、その水は、本当に岩清水と同じで、甘く美味しくなります。
水を沸騰させる時に、入れておくと、それを早く実感できます。
日本酒(冷酒)や、焼酎のロック(氷)に、 ヒスイの小さいかけらを入れる。
ヒスイは、イノチの情報系、珪素(シリコン)のかたまり。
多くのイノチを響き合わせるということは、いかなる、うまみを醸し出すか、
閲覧者のみなさん、各自、お試しあれ。
「知恵を出さないものは助けない」BY松本龍復興相
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この記事を書いた人
新井信介
1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。