「知性あれば気に入る」 につづいて、トランプ氏は19日のツイートで、「ロシアとの首脳会談は大成功だった。そう思わないのは、人民の本物の敵、フェイクニュース・メディアだけだ。」

米ロ和解。戦争屋に対する共同戦線のニュースです。 

   日本のメディアは、人民の本物の敵なの?   まあ、現実をきちんと見て、しっかり自分で考えましょう。

    
まず、18日
【ワシントン共同】トランプ米大統領は18日、米大統領選への介入を否定したロシアのプーチン大統領に同調し、米国内で強い批判を浴びた16日の記者会見について

「知性の高い多くの人たちが私の記者会見でのパフォーマンスを気に入っている」とツイッターに投稿した。賢ければ自分の発言の真意が分かるはずだと反論し、正当化する趣旨とみられる。

 ツイッターでは 「私がプーチン大統領とうまくやっているという事実を気に入らない人たちがいる。彼らは今の状態より戦争を好むのだろう」と皮肉った。プーチン氏との良好な関係を強調し、「大きな結果が出るだろう!」とも付け加えた。


これを受ける形で、トランプはさらに19日に発言しています。 BBCニュースからです。

トランプ氏、プーチン氏を秋にワシントンへ招待  
https://www.bbc.com/japanese/44895534

ドナルド・トランプ米大統領は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領を秋にワシントンへ招待した。サラ・サンダース大統領報道官が19日、ツイッターで明らかにした。
サンダース報道官は、「ヘルシンキで大統領は、両国の安全保障会議スタッフ間の実務者レベル協議を常時継続させることで合意した。トランプ大統領はジョン・ボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)に、プーチン大統領を秋にワシントンへ招待するよう指示した。この協議はすでに始まっている」とツイートした。

両大統領は15日にフィンランド・ヘルシンキで会談したが、通訳のみを挟んで密室で約2時間にわたり1対1で協議した内容については、ほとんど明らかになっていない。
ロシア政府は、2度目の首脳会談について今のところ言及していない。
ダン・コーツ国家情報長官は、プーチン氏への招待について事前に知らされていなかった様子で、コロラド州アスペンの安全保障フォーラムで登壇している最中に報道官のツイート内容を知らされ、驚いた表情を浮かべた。
「それはたいしたことになる」とコーツ長官は笑ってみせた。長官はさらに、両大統領が協議した内容については自分もまだ知らされていないと話した。

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野党・民主党のチャック・シューマー上院院内総務は、プーチン大統領との協議内容を明らかにするようトランプ氏に求めた。シューマー議員は声明で、「ヘルシンキの2時間会談で何があったのか我々が知るまで、大統領はプーチンとこれ以上1対1でやりとりすべきではない。米国だろうとロシアだろうと、どこか別の場所だろうと」と呼びかけた。

ロシアに米国での捜査権限?
サンダース報道官は、プーチン大統領を招待したというツイートに先立ち、同日の記者会見で、ロシア捜査当局が米国内で米市民を取り調べてはどうかというプーチン大統領の提案に言及した。

プーチン大統領は首脳会談で、米市民の取調べについて提案した。引き換えに、米司法省がハッキングなどの罪で正式起訴したロシア人12人について、米当局の取り調べを容認するという内容の申し出だったという。ロシア当局が取り調べを希望する対象には、米国の元駐ロ大使も含まれていた。
外国の捜査当局に米国内の米国人を取り調べさせるという発想に、米国では大勢が強く反発したが、ホワイトハウスは当初、ロシア側の提案を検討する姿勢を示していた。トランプ氏も「ものすごい」提案だと前向きな姿勢を見せていた。
しかし、上院は98対0の満場一致で、これに反対。マイク・ポンペオ国務長官も、「実現しない」と否定していた。

サンダース報道官は19日、
「プーチン大統領からの誠意ある提案だったが、トランプ大統領はこれに賛成していない」、
「できればプーチン大統領には、起訴されたロシア人12人を渡米させ、有罪無罪を立証させてもらいたい」と述べた。

ロシアは、プーチン氏政権と長く敵対してきた投資家ビル・ブラウダー氏について「不法行為」があったと訴追している。投資ファンド経営者のブラウダー氏は、ロシアによる人権侵害を資産凍結処置などで処罰するよう米議会に働きかけ、マニツキー法の成立に尽力した。ロシア政府高官による脱税や詐欺を調べていたものの、逮捕され獄死した自分の顧問弁護士、セルゲイ・マニツキー氏の名前をとった法律は、オバマ政権下の2012年に成立した。

ロシア当局は、マニツキー弁護士と共にブラウダー氏も、不法行為を理由に訴追し、身柄引き渡しを求めている。
ブラウダー氏はBBCに対して、トランプ氏が「自分をプーチン大統領に引渡したりしない」ことになって嬉しいと話した。
ただし、「そもそもトランプは、直ちにこの提案を拒否すべきだった。ほかの国家首脳ならそうしたはずだ。なのに、決着するまでやりとりが3日もかかったことに、少し驚いている」とブラウダー氏は付け加えた。

ロシアはこのほか、オバマ政権下の駐ロ大使だったマイケル・マクフォール氏についても、捜査員による取り調べを希望していた。マクフォール元大使は、プーチン氏とトランプ氏の両方を厳しく批判し続けている。

マクフォール元大使は「トランプは、ロシアはもうアメリカを標的にしていないと言うが、アメリカ人として私はそうは思わない。プーチンは確実に私を標的にして威圧している。そして私はアメリカ人だ」とツイートした。

<首脳会談は「大成功」と>
ヘルシンキ会談については、ロシアによる米大統領選介入疑惑についてトランプ氏の発言が共和党からも批判され、大統領が後に発言を訂正するなど、米国で激しい物議を醸している。

トランプ氏は18日のCBSニュースでは、選挙介入についてプーチン氏自身に責任があると考えており、プーチン氏との会談で「介入は認められないと、とてもはっきりさせた」と述べた。

しかし、トランプ氏は19日のツイートで、
「ロシアとの首脳会談は大成功だった。そう思わないのは、人民の本物の敵、フェイクニュース・メディアだけだ。今回話し合った色々な内容について着手できるよう、2度目の会談を楽しみにしている。
テロの阻止やイスラエルの安全保障、核拡散、サイバー攻撃、ウクライナ、中東和平、北朝鮮、ほかにも色々話し合った。諸問題の解決法はたくさんある。簡単なものもあれば、難しいものも……でもどれも解決できる!」
と書いた。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。