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皆様
安倍総理宛メッセージをお届けいたします。
昨14日お送りしたメッセージで言及した京大名誉教授とは竹本修三先生のことです。
同メッセージに対し鳩山友紀夫元総理より下記の返信をいただきました。
「連日のように重要なメッセージを発信し続けてくださり、村田大使殿の国を愛し、世界の人々のことを想う心に、心から敬意を表します。
京大の名誉教授のご指摘はまさにその通りと存じます。先日の東日本大震災の余震を経験して、さらに巨大な地震がこの地域を襲う可能性を無視してはなりませ んし、そのときには2号機が最も深刻でしょう。私どもは当初から、石棺の必要性、錫などの金属の投入を主張しておりました。周囲を凍結させるなどと言った 全く不可能な手段がなぜ採用されたのか分かりませんが、東京オリンピック/パラリンピックを行なう余裕があるならば、そのお金を全て原発事故の対策に投入 すべきです。そして、放射能汚染の深刻さを日本国民に知らせるべきです。甲状腺癌の広がりの事実を知らせ、国としてしっかりとした対策を講じるべきです。 世界の人々は知っているのに、日本国民に真実を知らせない政府の罪は極めて重いと言わざるを得ません。
今回オスプレイの事故が連続して起きました。住宅街に落ちていたら、大変に悲惨なことになっていたでしょう。それにもかかわらず、政府は「安全であると思 う」と述べています。真実を伝えず、できるだけ事故の深刻さを極小化して、安全と偽る姿は、原発事故と同じ構図です。メディアも含めて、国民に真実を伝え る義務を政府に果たしてもらうことが今の日本に最も必要なことではないでしょうか。」
安倍総理宛メッセージでは詳しくこの概要を記しました。
また、小泉元総理の米軍兵士救済基金の設立及び私の英文メッセージ集には福島隠しに対する挑戦の側面がある旨指摘しました。
竹本先生が指摘された2号機の危険性については鳩山元総理もその深刻さを認められました。緊急課題として対応が求められます。4号機問題では細川護煕元総理が大いに尽力されたことが想起されます。
さらに、鳩山元総理は「東京オリンピック/パラリンピックを行なう余裕があるならば、そのお金を全て原発事故の対策に投入すべきです。そして、放射能汚 染の深刻さを日本国民に知らせるべきです」と述べておられます。また、「メディアも含めて、国民に真実を伝える義務を政府に果たしてもらうことが今の日本 に最も必要なことではないでしょうか」と訴えておられます。
小泉元総理、鳩山元総理および細川元総理のご尽力に今後とも期待が寄せられます。
村田光平
(元駐スイス大使)