以下、村田光平先生からのメールです。
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「福島県からの放射能流出と国際社会」
皆様
台風19号及び20号により深刻かつ突出した被害を被っている福島県からの大量の放射能の海洋流出は国際社会の危機感を深めております。
松村昭雄元国連顧問から寄せられたメッセージを下記添付いたします。
福一の1~3号機が崩壊すれば, 6375本の使用済み燃料棒を収めた共通の冷却プールに影響が及ぶこととなり、世界が経験したことのない破局を迎えることとなるとの警告が発せられております。
他方、福島県関係者によれば県知事よりも政府に対して援助要請が出されているとのことです。
このような状況に鑑みれば、国際社会の懸念にも配慮した政府としての緊急福島対策を打ち出す必要があると認められます。
皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。
村田光平
(元駐スイス大使)
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Dear eminent scientist friends of Japan
As you are aware well, Super Tyhoon HAGIBIS hit Japan sweeping away radioactive soil and waste.
The events are just beginning to unfold, the amount of radioactive material released into the Pacific Ocean and surrounding environment is unknown.
I am very much concerned about the future worst case scenario which I wish to share with you.
If one of the three crippled nuclear reactors collapsed, it will affect the common spent fuel pool containing 6,375 fuel assemblies. This would certainly cause a global catastrophe we have never experienced. Mr. Robert Alvarez assessed at the time of accident that roughly 85 times the amount Cs-137 released at the Chernobyl accident.
Fukushima Daiichi Site Cesium-137 is 85 times Greater than at Chernobyl Accident
I think it is a time for core members of scientists of US, Japan and Europe to discuss the strategy on the way how we should bring it to attention of decision makers and public.
I will ask the same message to core members of US and Europe with hope that the positive and practical idea would come up.
Yours truly
Akio
上記は、最悪の事態に対する警告ですが、松村氏からは27日の12時48分に村田先生のところに届いたメールとのことです。今回の台風と豪雨で、フクイチは一体どういう状態になっているのでしょう。
今の日本政府、財界では、もう、どうしようもない、との判断が、国際社会から出るかもしれません。
2020五輪でのマラソンと競歩を札幌で行え、とのIOCからの指令は、台風19号の一過に、唐突に出されました。
フクイチのことが意識されてないわけがありません。
これから、一気に、真実隠蔽の報いが出てきますね。
「都合のいい話」はもうありません
それでも、人間は、自己の尊厳と喜びに向かって生きていきます。
まず、同じく生きている仲間と、ウソがないところで連携です。
PS; あと、埼玉の補選は、投票率が低すぎます。
一方、山本太郎氏の九州での講演の熱気と勢いがすごい。
久留米での集会です。
https://shiminmedia.com/video/60179
労組の組織票に支えられていない野党議員は、いずれこっちと合流または連携するでしょう。
日本国内の政治や行政は、選挙も含め、官僚たちが細かく作り上げた法制度のなかで動きますが、事態の深刻度が激しくなれば、最悪、戒厳司令部ができるような状況になるかもしれません。
ちなみに、来年7月末に始まる東京五輪2020のテーマは、
「鎮魂と再生」 です。
PS② 後追い追記(10月29日)
村田先生は、すぐに、以下の内容のメールを安倍首相に送られました。
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安倍晋三内閣総理大臣殿
令和元年10月28日
村田光平
(元駐スイス大使)
拝啓
大変厳しい内外の情勢に処されての日夜の御健闘に心から声援を
お送り申し上げます。
台風19号及び20号により深刻かつ突出した被害を被っている
福島県からの大量の放射の海洋流出は国際社会の危機感を深めており
ます。これを反映した
松村昭雄元国連顧問から寄せられたメッセージをお届けいたします
。
福島第一の1~3号機が崩壊すれば, 6375本の使用済み燃料棒
を収めた共通の冷却プールに影響が及ぶこととなり、世界が経験し
たことのない破局を迎えることとなるとの警告が発せられておりま
す。
他方、福島県関係者から内堀雅雄県知事よりも政府に対して援助要
請が出されていると伺っております。この度の台風19号及び20
号による甚大な被害を被った福島県の危機的状況に鑑みれば、政府
として緊急に国際社会の懸念にも配慮した福島の安全総合対策を打
ち出す必要があると思われます。
貴総理のご指導ご尽力をお願い申し上げます。
敬具