久しぶりに北村豊さんから連絡を頂きました。
北村さんは、古い話ですが、私の商社時代の先輩で、北京事務所で一緒に仕事をさせて頂いた方です。
しかし、世の中的には「中国鑑測家」として、13年近く、569回にわたって「リアル中国」について毎週連載を続けた『「中国・キタムラリポート」』で有名です。また、時々、中国専門家としてテレビなどにも出演されてます。
その北村さんが、昨年、「図解でわかる14歳から知っておきたい中国」という本を出版されていました。本屋さんへ行けば、「中国崩壊論」、「中国脅威論」などいわゆる「嫌中本」が棚に並んでいますが、北村さんは、そのような「中国崩壊論」、「中国脅威論」、あるいはその反対の「親中論」などとは一線を画して、「中国に住む人々の今とそこに至る歴史」をたっぷりの図表とともに解説しています。
私が、特に気になった言葉は、「中国は世界の多元化時代の壮大な実験国家?」で、中国の豊かさが生み出した新しい世代が、今後、世界にどのような影響を与えていくのかが、気になるところです。
ファンタジーではない「リアル中国」の今を、ぜひ、この本で確認してください。