村田先生のブログから転載します。
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村田 光平 様
こんにちは。
この間もたくさんのメッセージを私にもお送りくださり、ありがとうございました。
村田さんでなければできないご活動、いつもありがたく思っています。
ご返事も差し上げないままで、失礼しました。
2011年3月11日に発令された原子力緊急事態宣言は、事故から5年以上たった今も解除されていません。
それどころか、汚染の主成分であるセシウム137の半減期は30年であるため、今後数十年あるいは数百年にわたって解除できる見込みすらありません。
緊急事態が数日、あるいは数週間にわたって続けざるをえないことは、場合によってはあるかもしれません。
でも、5年半近く解除できないままで、今後も数十年、数百年に亘って「緊急事態」を続けるなどということは、法治国家としてあってはならないと私は思います。
そのうえ、経済最優先の掛け声の下、緊急事態宣言下の国で東京オリンピックを強行するなど、およそ正気の沙汰とは思えません。
村田さんがお書きになっている通り、「商業主義」「国家主義」がオリンピックの精神を捻じ曲げていますし、それどころか、原子力緊急事態宣言の下、被害を受け続けている人々の苦難を放置してしまっています。
村田さんがたびたびお書きくださり、あちこちに呼び掛けて下さっている通り、東京オリンピックは自主的に返上すべきものと思います。
今後ともご活躍くださいますよう、お願いします。
2016/7/25 小出 裕章