東アジアは今、アメリカの重石(戦争屋)が取れて、棘を抜く段階に。

アメリカの重石 ・・・ 分かりますか?

この重石が、日米安保と憲法9条であり、日本人に、リアリティーの安全保障問題を、忘れさせてきました。

そして、この重石は、尖閣・竹島・北方4島も、当事者同士の現実解決を進展させない、阻害要因でした。

さらに、この重石の上に、イスラエルを作り出した戦争屋たちがのり、 しかも、戦前からの日本の既得権益者と官僚が利益共同体を構成していました。

今週、世界経済の大元、FRB での 通貨発行のルールが変わります。

映画「スライブ」で、予告された事態が、 いままさに、出現するのです。

さて、この重石がなくなると、これまで、アメリカの行政自治区だった日本国は、自分で判断しなければならなくなります。 これは、今の自民党や、官僚、経済界ではありません。 やはり、 「奥の院」のジイサマがでてきます。 

進むべき方向は、東アジアの平和環境・経済面での一体化です。 しかし、これまでの、この地域の「国家」ごとの「枠組み」をどうするのか?

 ここでは、今、それぞれの「国家(統治体)・・・中国、台湾、韓国、北朝鮮、日本、ロシア、香港」が、その存在意義をかけて、生存競争に入っている、と見ることもできます。

 国家は、人為的なものですが、どの統治体(国家)のあり方が、もっとも、未来の私たちにとって、適切なものなのでしょう。 ここは、冷静に、時間軸を長く捉えて、きちんとした物差しを用意して、それぞれの統治形式の内容・実態を、比較する必要があります。

 その中で、何を残すべきか、あるいは、生かすべきか?

戦争屋を押さえ込んだアメリカの内部変化は、当然、日本にも及びます。 日本を本格的に変化させるには、権力の裏側から、先に変えておかないと、表面の現象は惨たらしいものになります。ジイサマたちは、これをよく知っているから、まず、ここから、手を付け出します。 

どうも、その動きが始まったのではないか、と思えます。 キャロライン・ケネディーが大使として赴任する前に。

それが、みずほ銀行の不正融資に対する、金融庁からの業務改善命令。これが頭取にまで及びます。

さらに、この8月からの大きな変化。昨年、決まった、小和田恒氏のハーグ国際司法裁判所の判事について、外務省内で、公然と批判が出ていると。 外務省に、大きな変化が出ています。

これまで、棘がありながら、戦争屋が乗っ取った重石で、利益を得てきた人間たちは、処分されていきます。

しかし、昨年からの「不正選挙」を許してまでも、「国体」を維持させようとする「奥の院」は何を考えているのか? 

このままの安倍だと、新たな方針を抱えたケネディーが来てからは、話がまったく進まないようにもみえますが、安倍は、深く考える頭がないから、ハンドラーの台本どおりに演ずるのみ。そのハンドラーが持ち込む、シナリオが変われば、それなりに動く。 自分が、どんなに大ウソをいい、大恥をかいても、それを、ウソだとも恥だとも、感じない(理解できない)、鈍感さ(知能レベル)しかないのだから、やりやすい。 

そして、今、私たち日本国の中には、たくさんの宝のようなものがある。 これを、守るためなら、少々の人口の減少は止む終えない。 こうまで、ジイサマたちは考えているのでしょうか?

日本国とは、象徴の天皇、統治体の枠組みと運営方法、個々の国民、そして、領土と自然、なにより、文化の育成と継承。

わたしたちは、それぞれについて、きちんと、どこが、人類全体にとって、宝なのか、確認作業を進めましょう。

「原発は終りにするが、一気にやったら、日本の国家が壊れる。 そのまえに、やることがある。」 

これが、本音なのでしょう。きっと。

この辺、19日の大阪皆神塾で、きちんと話します。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。