今日は、手短に。
「私」という、人間個人は、多くの属性があります。
国家にあっては、主権者。そして、20歳以上なら、有権者。
地域社会の構成員。よき隣人。 もちろん、家族があります。
経済の視点で見れば、富を生み出す生産者でもあれば、消費者でもある。
何を生産するか? あるいは、 何を消費するか?
これを自分で考えず、「お上」や「既存の枠」に任せて、ただ、労働時間を提供し、売っているものを買う。
これは、自分のことを、全く大切にしていない姿勢です。
すべての消費について、その内容を自分で確認することはできませんが、この点、消費者庁ができました。
一方、自分が、社会に対し、何を生産(提供)しているか?
これは自分自身の存在証明でもあります。
何であれ、堂々と、世界に誇っていいものです。 そのためのツールもたくさんあります。
多くの消費者から歓迎され、「護りたい」「存続させたい」と思われるような活動をし続ける。
市場経済の中での生き残りは、ここにあります。 「ご贔屓さん」をもつことです。
しかし、もう一つの生き方があります。
自分にとって必要なものを供給してくれる生産者とで、一つの自給圏をつくること。
これは、自給自足の発展型です。
食料とエネルギーが、仲間内で自給しあえれば、これは可能になります。
ITをつかって、その自給圏で生産したものを、外部に発信・提供することで、
この自給圏の輪を拡大することもできます。
これからの「公」は、こうした動きを支援すべき と考えています。