放射線と生命現象。微生物・菌類・藻のみんな、いよいよ瓊音〔ヌナト〕の出番だぞ。

1)すでに、どれほどの放射線量が、東日本に降り注いだことか?
  
 ・「情報を出したが、官邸で止められた」と文部省の役人が言い出しました。
 「官邸の指示で出さなかった」 警戒区域4カ所で毎時100マイクロシーベルト超 
                       2011.4.21 16:39  産経新聞
 文部科学省は21日、福島第1原発から1~21キロ離れた150地点で先月末以降に測定した
 1時間当たりの放射線量を初めて公表した。20キロ圏内の住民の立ち入りを禁じる警戒区域」
 のほぼ範囲内。毎時100マイクロシーベルトを超えたのは、原発から2~3キロ地点の福島県
 大熊町の4カ所だった。
 公表が大幅に遅れた理由について、文科省は「官邸の指示で出さなかった」とした。
  最も高かったのは原発の西北西約2キロの大熊町夫沢で4月2日に観測した毎時124マイクロ
 シーベルト。経済産業省原子力安全・保安院は、20キロ圏内の住民の一時帰宅について、
 毎時200マイクロシーベルトを目安としたが、今回の測定結果でこれを超えた場所はなかった。
 測定は、3月30日~4月2日と4月18~19日の2回に分け、文科省と東京電力などが実施。
 文科省は、20キロ圏内の測定は保安院や東電が担当すると説明していた。
  これに対し、 官邸の指示があったのか?
 
 @枝野記者会見
 「少なくとも私は承知してない。 調査したデータを整理して発表する報告は受けていた。
  今朝か昨夜に発表するデータを見て、これなら早く発表すればよかったのにと思った。
  私は指示していないし、私の決済無く指示が出ることは一般的には考えにくい。
  どこかで情報、意思疎通の齟齬があったかもしれない。重要なことなので確認する。
 結論: 東電、官僚、官邸は、 言い逃れ、責任逃ればかりに なっています。
     もはや、何も信用できなくなりました。
2) そこで、今、
  すでに、放射能に汚染されている事実 と、どう向き合うか、こっちを考えます。
 ①まず、 稲作 について: 
   これなどは、エネルギー用の専門の品種を、作付するべきです。
  これは、自殺した松岡大臣が、安倍内閣時代に、日本の田んぼからバイオエタノールを
  とるために、日本の減反奨励金を、こちらに回して、農村を復活しようとしました。
  これに対し、大反対したのが経済産業省のエネルギー部門です。
  石油会社はもちろん、電力会社もすべて、大反発し、エネルギーには口を出すな、と
  総理大臣である安倍晋三の意向まで、簡単に、一蹴しました。
  もともと計画では、人が口にしない作物(口にできない作物)でした。
  いまこそ、どんどん、作るべきです。
  同時に、メタン発酵など、簡単なバイオマスの技術をいそいで普及させましょう。
 ②ゼオライトに詳しい友人が、特徴を教えてくれました。
  ゼオライトは、天然であれ人工であれ、これは、土中や水中にある、放射線を吸収するが、
  放射能自体を消すものではない。
  吸収した後、かえって、高濃度の放射能の塊りになってしまうと。 ゼオライトに吸収させ
  たあとは、水は良くなるが、この塊りの処理をどうするか、実は、課題が残ってしまうと。
 なるほど。
  ならばどうするか?
  積極的に、放射線を、エネルギーにしてとりんで、成長する生物を探すのが一番いい。
その可能性を持つものは、「微生物」と「菌類」と「藻」。
 人間の体内にはいっている放射線も、微生物 と 藻に食べさせるのが、
 いちばんいい。 その上で、排泄する。
 この意味でも、昆布、若布、海苔、さらに、糠漬け、キムチ はいい。
さて、これを、どうやって、汚染された水や土壌 の回復にいかすか?
 ゼオライトは、多孔質の鉱物。 竹炭も多孔質。
 竹炭の場合、成分が炭素が主体で、これは、微生物や植物の細胞を形成する原料になる。
 普通、植物の場合は、光のエネルギーを使って光合成を起こすが、これに、微生物に
 よっては放射能そのものを、エネルギーにするものもいるかもしれない。
 ゼオライトなどの鉱物のなかに、まず、放射線を集め、さらに、竹炭にも付着させ、
 そこにいる微生物の生命現象を、加速させる。
 すぐ近くに、 藻など、水中生物・植物を混在させて、光合成との協調性を取らせる。
問題は、このとき、どんな微生物ならば適当なのか?
 乳酸菌? 酵母菌? 納豆菌? 
それとも、何らかのキノコの類 あるいは、酵素?
これは、とにかく、全員で、探し当てるしかない。
私は、早速、中野の知人に、このアイデアを出しました。
いい結果が出るまで、公的機関が採用することはありませんが、まず、やってみるしかない、と。
自然界には、超電導物質があったように、放射能を好んで吸収し、それを生命エネルギーに変える
微生物が必ず存在するはず。またそれを食べる、植物や動物のプランクトンもまた存在するはず。
日本全国の中学校や高校、大学でも、一斉に、これを探そう。
怖がっているのではなく、今こそ、自然界のイノチの仕組みと、積極的に向き合うしかない。
分子・原子の次元を超えて、さらに、小さく細かい、光子や電子の世界にまで意識を届けて、
最適な関係を探り出す。 
 極小から極大まで、イノチを響かせる。
 これこそが、《瓊音(ぬなと)の世界》です。
PS: 4月30日、5月1日の大阪の八尾では、この話になります。
4月29日《金》の京都ジャパネスクの案内です。
    

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。