こんにちは。
1) サッカーW杯。
スイスがスペインに勝ちました。
いままで、一度も勝ったことのない相手に、弱者がどう戦うか?
堅守速攻。
日本もこれしかないでしょう。
勝負の場では、華麗である必要はありません。
結果として、華麗に見える真剣な姿もありますが、
それが目的ではない。
華麗であることが求められるのは、
観客に見せるための、ショー(見世物)のときです。
で、ここで、問題。
政治は、ショーなのか、真剣勝負なのか?
2) 民主党 は国会審議を打ち切り、 選挙戦に入りました。
参議院選挙です。
これまで、政治とは、選挙と 国会審議 であり、
そこに登場する国会議員は、国民にとって、芸能人と同じく、
ショーの演者 でした。
選挙は、 人気投票でした。
これは、はっきりいって、未来を人に任せた、遊びでした。
日本人が、そうやって遊んでいられたのも、
戦後のアメリカ覇権の中で、「分配」をのみを争ってきたからです。
しかし、今後は違います。
この国に生きる、1億2千万人の人間の、人間としての尊厳を守り、
各自が持つ可能性と、汗(労力)を どう引き出していくか、
ここまで、国民に提示する必要があります。
心から共感し、同じ運命を意識して共に行動したくなる哲学と将来像、
各個人を束ね有機化する運営のダイナモと手順、
などを、きちんと、示せるか、政治家・政党に 試されます。
官僚主導が、終わるのはいいことですが、
では、 政治家の側に、 それを出せるのか、です。
有権者とは、 その政治家にいつでもなれる人間を意味します。
選ぶ人であるより先に、選ばれる側の人であるのです
どぶ板選挙、業界の利益、組織団体の票、マスメディアでの露出度、
こうしたものの、 真価が問われます。
すべては、私達日本国民が自分で、どんな未来にしたいか、
これを、考え、明確化し、そのための行動に乗り出す、意志に関わってきます。
今の野党は、この次元まで、自らを掘り下げないと、
政権は、取れないでしょう。
3) 医療・エネルギー・防衛。
鳩山政権で、はっきり見えたこと。
そして、菅政権でも、手を入れない分野として分かったのが、
この三つの利権構造です。
国民の生命と安全に関わる、最重要事項です。
この3点について、この3年間、民主党では、根本的な変革は、
何もできないでしょう。
冷静に日本の真実の姿を見極めて、 真面目に改革案を考えて、
通いあう心の中に、浸透させるのみです。
民主党の論理をしっかり見ておきましょう。
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この記事を書いた人
新井信介
1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。