円高・グローバル化・少子高齢化で、芸術化しかない。

 バラクと由紀夫。  アメリカと日本の行政のトップ同士。
 ともに、戦後のアメリカによる 一極支配体制の変換を進めます。
 戦後のアメリカ帝国主義は、 「世界を、分割して統治する。」 でした。
 そして、そのアメリカの豊かさと強さは、石油支配が支え、
 さらに、情報技術が、金融のグローバル化を進めました。
 それが、このバラク=由紀夫の時代になり、
 脱化石燃料 と、 貧困層の底上げ が、 国際政治の目標に。 
 
 「分割を止める」とは、 「世界を一つにする」 ことを意味しますが、
 そのとき、その統治は、誰が主導するのでしょうか?
 軍事力 や 金融資本 による、 強圧的、あるいは詐欺的統治 は、
 誰だって御免です。
 この地上に住む68億人は、 今後、何を尊敬し、それに従うでしょう。
 恐怖と欠乏で、 人を、脅しつけることを、一切することはなく、
 歓喜と充足で、 人間として生きている幸福を 実感してもらうことができる。
 他人を支配することなく、
 そこにいるだけで、 その人に出会うだけで、
 心に、潤い 安らぎ さわやかな希望 が 沸いてくること。
 問題を解決する、意思、経験、技術。  さらに、 信頼を生む、智慧。   
で、 その点、日本の現状は?
 企業活動としてのものつくりは、 円高と、 市場規模 から、
 どんどん、海外の途上国、新興国と組んでするようになります。
 これは、逃れられない事実。
 EU と アメリカ で、 人口は、6億5千万。
 その点、 アジアでは、中国・インド・アセアンなどで、40億ちかく。
 
 所得の上昇を望む人間は、 これから、ますます、 途上国に向かいます。  
 
 すでに、 日本市場で売れるようになる、  日本基準を満たす、
 これが、  ものつくり での、 経済的な成功 の合言葉になっています。
 日本人全員が、 先生になる時代 といってもいいですね。
 日本市場(業界)から信頼される人間になって、 しかも、
 途上国・新興国で、 教える存在。
 今、海外で活躍されている人間は、こうした人です。
 
 それよりも、日本列島内に暮らす、普通の人は、今後、どうなのでしょう。
 自分の生きている、その現場を美しくする人間は、当然、愛され慕われます。
 工場の機械のような人間から、 
 生きている毎日が、そのまま、 芸術作品のような 生き方。
 人間は、 生まれた以上、 必ず、死にます。
 その寿命が、 短いものであれ、 長いものであれ。
 心に何を抱いているか?  死ぬときには、 それがすべてです。
 日本に今、 100歳以上が、 4万人。
 65歳以上が、 2800万人。
 独居老人が、 400万人。
 これが、 10年以内に、団塊の世代が加わって、
 それぞれ、 倍前後に、なるでしょう。
 国家の公的負担の財源をどこに求めるか?
 企業は海外に出て、日本国家には税収をもたらさず、
 これまでどおりの20~50歳代のサラリーマンは、所得も減って行きます。
 しかし、円高は、海外での生活に、さらなる ゆとりをもたらし、
 日本国内では、日用雑貨や衣料、家電は、どんどん、価格が安くなります。
 国家の大戦略が必要です。
 ものつくりの基地にするのではなく、
 ものつくりの研究機関と、 人間の幸福追求の実験舞台に。
 単なる、アート でなく、
 暮らしぶりそのものが、芸術であること。
 花鳥風月 と響きあって、 自分の物語を 形にしていく。
 ここを目指しましょう。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。