ネット上に、私が2004年に、京都市の改革案を書いたものがまだ出ていました。
http://kattac.talktank.net/document/selection-q-a.html
あの時代は、中国経済が急成長し、しかも、サブプライムローンで、世界的にバブルが広がったときでした。 それはマネー経済の悪い面である、自然からの急いだ収奪と、詐欺的金融操作が世界中を覆った時代でした。
それが、2008年に破綻し、そして、今、ようやく、戦後の体制が終わります。
この間、IT技術は急速に進歩しながら、世界中に普及しだし、国家権力とは別に、現実に生きる個々の人間同士が繋がりあって、 新しい社会生活=生存空間 を作り出す可能性がどんどん高まりました。
この動きは先進国のみならず、一気に中国を初め、インド、アフリカ、東欧など新興国にも広がり始めています。
こうした時代を背景にして、ドジョウは、アメリカにせっつかれてTPPに参加表明しながら、その中身を曖昧にします。本来なら、アメリカは怒鳴り込むはずですが、このドジョウはクネクネ・ヌルヌルで、「逆らわず、従わず」。そして、日本国民には、何もはっきり明言せずに、「国益に合わないのなら、参加しない」とまで、言ってしまう。
このドジョウの姿を見て、これなら、アメリカに巣食う金融資本のワルどもの魔の手から逃れられるかもしれない、と、カナダに続いてメキシコが参加意向を表明し、さらに、シンガポールは、中国をTPP対象から外すのはおかしいとまで言い出した。
やはり、今年の8月に、人類社会の「権力」が変わっているのです。
そうなると、齢90歳を超えるキッシンジャーの爺様が、11月11日に、日本のテレビニュースに登場したことの意味は、とても深いものがある。
戦後の世界、特に東アジア世界を、緊張と紛争の世界にしたその策の、立案・実行した張本人が、今、整理に入った、と見ることもできます。
「おい、死ぬ前に、きちんと落とし前をつけていけ」と、誰かに言われたのでしょうか?
私たちは昨日、初めて、国交のない北朝鮮の様子を、サッカーの中継放送であれ、ナマ放送で目撃しました。今、その北朝鮮には、中国からの投資が活発化しています。 来年、私たち日本国民には、思わぬサプライズがあることでしょう。
20日の東京皆神塾の案内は、 http://www.k2o.co.jp/news/2011/11/1120.php
12月10日(土)、京都の案内は、別途、します。