10年先をみつめ、今の日本に対処しよう。目指すは、「日本列島の生きた芸術作品化」

 こんにちは。

今が、大転換の中です。

安倍政権もガタガタです。 どんどん、ウソがばれていきますが、それでも、原発再稼動が、この国では、多数決での「民意」となってしまうのでしょうか。

まだまだ、悲しい現実が出てきますが、個人としては、そうした事態に対処しながらも、あたらしい、目指すべき方向を自覚しておきたいと思います。

 災害救助と、警察に関しては、きちんとした人命救助ネットワーク と人権尊重が必要です。

そして、国家のあり方については、これまでの中央集権での都市化・工業化でなく、国土全体を、どうするか、あたらしいビジョンがないと、何も生まれません。

今、地方創生資金が、各都道府県に大量にばら撒かれることが決まったのですが、それを、何に使うのか、基本のコンセプトがないと、具体的な知恵(解決すべき課題、達成すべき目標と方法論)がわいてきません。

 新しい時代は、現実の生活空間では、代替案が準備されていないと、スンナリと、そこに移行できません。

 代替案を探すためにも、私は、人類史の中での日本国家の立ち上がりをはっきりさせる、という作業をこれまでしてきました。そこで、今、現実にある、国家とマネーでできた既存の制度に対し、どう言う視点から見つめなおしたら良いのか、ここを考えます。 

依存型の人間は、枠の中での選択はできても、未来を構想することはできません。 冷静に、厳しく正確に現実をみつめ、どうしたらいいか、を真剣に考えれば、かならずヒラメキがある。 これが私の信念です。それで、得たものは、 

まず、原則として、

「生存に関しては、地域の互助体制の確立に、公的マネーを使い、

 地域経済の成長に関しては、民間の市中マネーを集める」こと。

そして、現状で、もっとも実現すべきは、 

「病んだ肉体や精神が、自然と健康に回復できる環境つくり」

 これを、森や里山の再生、地方商店街の再活用 と 一体で進める。

 そのとき、主体的創造性が伴う(自分から現場つくりに乗り出す)と、健康回復速度が増します。

 そして、日本人が心に持つべき大戦略は、これです。

 日本列島全体を、(呼吸する)生きた芸術作品にする。 

 まず、自分が健康になり、自分が暮らす場所から、多くのイノチを増やして行く。

 これは縄文の生き方です。

 ここで、これまでに築き上げた文明(科学技術・言語認識・マネー)を使うこと。

以上は、2年前にも本欄で書いた事がありますが、これを、もう一度、確認した次第。

 地域創生も、ここから考えたい。   「きれい、気持ちいい、美味しい」 の充実です。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。