皆様
欧州で表面化したIOC批判について報告する安倍総理宛メッセージをお届けいたします。
この程、福島事故が放出した放射性物資に起因する健康被害の可能性を全く無視してきた国際オリンピック委員会を批判する本格的が動きが始まりました。フランス、スイス、ドイツの有志、反原発活動家、研究者など35名と17団体がIOCのBACH会長宛に連名で公開書簡を発出して独立系の科学者たちによる放射線量の調査を実施させ、その結果から然るべき結論を導き出すよう要請したのです。
これが無視されれば五輪そのものの存立が問われることになりかねません。
日本の「国際社会における名誉ある地位」を脅かしかねない問題です。
皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。
村田光平
(元駐スイス大使)
追伸; 東京の放射能汚染に関し、11月13日付東京新聞は都環境局職員の立ち会いのもと9月中旬に都立水元公園(葛飾区)の土壌を採取して放射性セシウムの濃度を調べると、29地点のうち12地点で放射性廃棄物の基準(1キロ当たり8000ベクレル)を超えたと報じております。